高カカオチョコレートの話

2016年 7月 1日 金曜日

最近雑誌やTVでもよく目にする高カカオチョコレート

チョコレートはお菓子のイメージが強いですが、昔はカカオ豆をすりつぶして薬として使用されていたこともあったようです。

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チョコレートには抗酸化物質であるカカオポリフェノールの他にカルシウムマグネシウム亜鉛などのミネラル分や食物繊維も含まれていますが、これらの成分はカカオが70%以上含まれている、いわゆる高カカオチョコレートに多く含まれています。

 

このカカオポリフェノールには血圧を下げる効果や、善玉コレステロールを増やす効果があることが認められ、動脈硬化のリスクを低減する効果が期待されています。他にも認知症予防や紫外線から肌を守る効果、肥満の予防など様々な報告があるようで、ついついたくさん食べたくなりますね。

 

しかし、薬もそうですが、摂りすぎは健康によくありません。

カカオ豆にはテオブロミンやカフェインが含まれており、適量であればリラックス効果や脂肪燃焼促進効果などがあり問題ありませんが、過剰摂取することで利尿作用や興奮作用、それに伴い不眠などを引き起こす可能性もあります。特にお子さんや妊婦は気をつける必要があります。

またチョコレートに含まれるチラミンには血管収縮作用があり、食べ過ぎると片頭痛を引き起こす可能性があります。

 

ではどれくらいなら大丈夫なのでしょう?

1日に食べる高カカオチョコレートは25g程度が目安です。また、カカオポリフェノールによる抗酸化作用は長時間持続することができないので、一度に食べるのではなく、少しずつ分けて食べるのが良いようです。

 

せっかく食べるなら健康に良い食べ方をしたいですね。仕事で疲れた時に高カカオチョコレート、いかがでしょうか??

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引用:日本チョコレート・ココア協会のHP http://www.chocolate-cocoa.com/

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