タバコのおはなし

2016年 11月 1日 火曜日

タバコには有害成分が含まれているのは皆さんご存知ですよね。

 

なんと、4000種類以上の化学物質が含まれており、発がん性物質は60種類にも及びます。喫煙を続けることで、健康被害により寿命は縮まり、「スモーカーズフェイス」といった喫煙者特有の老け顔を引き起こすなど、たくさんの不利益があります。

 

ニコチンの依存度は非常に高く、依存症になった方がやめるときの難しさはコカインやヘロインといった麻薬と同程度だといわれています。

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今回は、喫煙されている方へ、少しでも禁煙を達成しやすくする禁煙サポート薬のお話をさせていただこうと思います。

 

お薬による、禁煙サポートにはさまざまな方法があります。

 

まずは、薬局やドラッグストアで購入できるニコチンガムとニコチンパッチがあります。

ニコチンガムは使用方法が独特であり、普通のガムのように使用すると効果が感じられません。

ゆっくりとかんだ後、味を感じたら頬と歯茎の間にしばらく置いておき、味を感じなくなったら、それを繰り返すという方法で使用します。詳しくは、製品説明書および製品HPをご覧ください。

 

もうひとつの方法として、医師の診察を受けて処方してもらう薬があります。

そこで気になるのは、保険診療で行えるかどうかということがあると思います。

 

保険が使える方の条件として、禁煙外来初回の方の基準を説明します。

  1. ニコチン依存度テストで5点以上。
  2. 1ヶ月以内に禁煙を始めたいと思っている。
  3. 禁煙治療を受けることを文書で同意している。
  4. (35歳以上の方)1日の喫煙本数×これまでの喫煙年数=200以上

以上の基準を満たすと、保険治療が受けられます。(35歳未満の方は、喫煙本数と喫煙年数は問われません。)

 

病院の禁煙外来での治療は、医師の方針に従い正しい禁煙をしましょう。

ここでは、禁煙治療で使用される医師処方薬を簡単に紹介いたします。

 ・ニコチンパッチ 

ニコチンを皮膚から吸収するお薬です。禁煙時の禁断症状を軽くすることにより、スムーズな禁煙をサポートします。使用方法は医師の指示に従いましょう。

・バレニクリン

国内初の飲むタイプの禁煙補助のお薬です。離脱症状を抑えるとともに、喫煙の満足感を抑制し、喫煙願望を弱めます。ニコチンを含まない新しいタイプのお薬です。使用方法は医師の指示に従いましょう。

 

禁煙というのはものすごく大変なことだと思います。本人の禁煙意思が最後には重要になると思います。

これまでご紹介した方法をうまく活用して、禁煙をしてみませんか?

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参考

日本禁煙学会:http://www.jstc.or.jp/

お薬110:http://www.jah.ne.jp/~kako/

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