冬のお肌トラブルのおはなし

2016年 12月 1日 木曜日

冬は乾燥が気になる季節です。この時期お肌の乾燥に悩まされている方もいると思います。

お肌の乾燥は痒みや赤みの原因になり、ひどい時には粉を吹いたような状態になることもあります。お化粧のりも悪くなりシワの原因にもなってしまいます。

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そんなお肌のトラブルを防ぐためにどんなことに気を付ければいいのか考えてみたいと思います。

1 入浴

清潔にしたいがあまりゴシゴシと体を洗う方がいますが、洗いすぎは皮脂が失われてしまうのでNGです。また高温で長時間の入浴も乾燥の原因となるので注意が必要です。

洗顔についても、熱いお湯での洗いすぎは同じく乾燥の原因となるのでNGです。

2 保湿

入浴後、洗顔後にはしっかり保湿することが重要です。化粧水だけでは蒸発する時に過乾燥となってしまうので、クリームなどですぐにケアすることがポイントです。

3 食事

偏った栄養はもちろん、香辛料、カフェイン、アルコールの摂りすぎはお肌に刺激を与えるほか血行を悪くすることがあるので注意が必要です。

4 睡眠

良質な睡眠もお肌には大切です。しっかりと睡眠時間を確保すること以外に、暖房はつけたままにしない、加湿器を置くなど部屋の湿度を保つことも重要です。

5 医薬品

あまりにも乾燥が気になる場合は医薬品を使うこともおすすめです。外用薬ではワセリンや尿素、ヘパリン類似物質が処方されることが多いと思います。

 

ワセリンは角質層へほとんど浸透せず、表面にとどまり皮膚を保護し水分蒸発を防ぎます。精製度の高いものであれば顔にも使うことができ、赤ちゃんでも使用できます。

 

尿素は保湿効果の他に角質を分解する作用もあります。硬化してしまった肌には効果的ですが、ある程度のターンオーバーを行えているような肌には不向きなこともあります。足裏など厚い角質の荒れに利用するのがベストです。

ヘパリン類似物質には保湿、血行促進、抗炎症作用があります。肌のバリア機能を改善し新陳代謝を高め再生を促進します。低刺激で全身に使うことができ、赤ちゃんから高齢者まで使うことができます。

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正しいケアを行っていてもお肌のトラブルがひどい場合は、乾燥だけでなく別の疾患の可能性もあるので、早めに受診しドクターに相談することが大切です。

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