爪白癬のおはなし
2019年 7月 15日 月曜日
爪白癬とは爪の水虫のことです。
原因は白癬菌と呼ばれるカビ(真菌)の仲間です。
白癬菌が足にいれば足白癬(いわゆる水虫)、足の爪に侵入すれば爪白癬となります。
症状としては、爪が白や黄色に濁ったり、ボロボロに欠ける、変形する、厚くなったりする、などが挙げられます。
痛みや痒みなどの自覚症状が比較的少ないのが特徴の一つです。
【治療法】
かつては、外用薬(塗り薬)を塗っても、爪が硬く、白癬菌も奥深くにいるため、なかなかお薬が到達できませんでした。そのため、主に内服薬(飲み薬)で治療していました。
しかし、最近は塗り薬でも完治に導けるような、新しい外用薬が発売され、患者様の選択肢が増えています。
白癬菌は、自覚症状がなくなったり、見かけ上治ったと思ったりしても、そこで治療を止めてはいけません。中途半端な治療だと白癬菌は復活してしまいます。
きちんと医師に決められた通りに服用する事、使用する事が大切です。
これからの季節、サンダルを履いたり、プールや海で裸足になったりする季節ですね。
しっかり治療をして、楽しい夏をお過ごしください。
Posted by pharmacist008.
カテゴリー: コラム.