禁煙のはなし
2013年 4月 15日 月曜日
「若い妊婦 喫煙率高く 24歳以下1割
24歳以下の妊婦は10人に1人が妊娠判明後もたばこを吸い続け、この年代の妊婦のパートナー男性も6割以上が喫煙していることが、
環境省の大規模調査でわかりました。(産経新聞 朝刊 2013/02/04)」
禁煙ブームの時代なのに残念な話です
若い人にはやはりタバコがカッコ良く見えてしまうのでしょうか。
タバコを吸っている妊婦さんでは赤ちゃんの低体重や早産などのリスクが高まると言うのに・・・。
お酒は適量であれば良い面もありますが、タバコに関しては良いところが見当たりません。
COPD、癌、脳卒中、心筋梗塞、動脈硬化、高血圧・・・いろんな病気のリスク要因になるし、
財布は軽くなるし、肌のハリがなくなって目じり、口周りのしわも増えるし・・・
そして何より、他人への影響!!吸ってる本人がダメージを受けるのは自業自得ですが、周りにも迷惑がかかってしまいます。
夫の喫煙でタバコを吸わない妻が肺がんになるリスクは2倍だとか
タバコが健康に悪影響であるという事はすでによく知られていると思います。
そして最近では禁煙したいと思っている喫煙者も増えてきています。それなのになかなかやめられないのはどうしてなのでしょうか!?
実はタバコの煙に含まれるニコチンは麻薬にも劣らない依存性を持つ薬物なんです!!
参考までに・・・
☆各使用者のなかで依存症になる人の割合
ニコチン>ヘロイン>コカイン>アルコール>カフェイン
☆依存症になった人での禁断症状の強さ
アルコール>ヘロイン>ニコチン>コカイン>カフェイン
☆依存症になった人でのやめることの難しさ
(アルコール=コカイン=ヘロイン=ニコチン)>カフェイン
といわれています。
つまり意思はあるもののこの依存性のためになかなかやめられないという方が多いのです。
そんな方のために朗報!!
タバコをやめるにはいろいろな方法がありますが、その1つとして、禁煙外来に行って治療するという選択肢があります。
条件がありますが保険も使えます。
1人で頑張るのも良いことですが、お医者さんのアドバイスを受けながら禁煙するのも禁煙の近道になるかもしれないですね。
Posted by pharmacist008.
カテゴリー: コラム.