予防医学と漢方薬のはなし
2013年 6月 15日 土曜日
病気にならないように予防するのが『予防医学』です。
病気の予防はもちろん大事ですが、病気の症状が進むのを遅らせることや再発を防ぐこと、身体的・精神的健康の増進をすることも予防に含まれます。最近、テレビや雑誌などで健康情報が紹介されていますよね。
情報が沢山あるので、どれが自分に合う情報なのか選ぶのが難しくなっていると日々感じています今日は、私が予防医学の大切さに気付くきっかけとなった漢方薬についてお話ししたいと思います!!
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漢方薬は、2種類以上の生薬を組み合わせて作られているお薬です。
では生薬とは何か?と言うと・・薬効成分が含まれているさまざまな天然の植物、動物や鉱物を薬用に使えるように調製した物をいいます。
どういう物が生薬になるかというと、例えばミカンの皮、うるち米、カキの殻、石膏などがあります。
「ミカンの皮やカキの殻が効くのかな??」「漢方って飲みにくそう・・・」と思いますよね。
実は私もそう思っていました。でも漢方薬を飲みはじめてすぐ、今まで病院で貰っていた西洋薬では良くならなかったお腹の症状が嘘みたいに落ち着きました体質に合っているからか、味も気にならずに飲めました。
続けているうちに風邪も引きにくくなっていましたよ
これらがきっかけで、病気にならないように心身を維持することがとても重要だと痛感しました。
この頃は自分の体質も分かって来たので、自分に合った食材や調理方法、日々の生活で予防に繋がるような注意事項も少しずつ見付かってきました。
現在は食生活の欧米化が進み、ストレスも過剰な社会ですので栄養のバランスがとれた食生活や、心を和ませる生活を心がけることが重要になっています。漢方薬は心身のバランスの崩れや歪みを元に戻すお手伝いをするので、予防方法の一つではないかと私は考えます。
ただし漢方薬の大きな特徴として個々の体質で服用する薬が決まる事から、
同じ風邪の症状でも人によって薬が違うことがあります。
体質に合わない漢方薬を飲むと却って調子が悪くなることがあるので、
誰かにあげたり、逆に貰って飲んだりしないでくださいね!
また、注意して頂きたいのが、中には漢方薬には向かない症状もあることです。
飲んでも良くならない、或いはひどくなった場合はすぐに医師に御相談下さい!!
Posted by pharmacist008.
カテゴリー: コラム.