点眼方法のはなし
2014年 4月 15日 火曜日
入学のシーズンですね。
街中でスーツの新入社員を見ると、
ほのぼのした気持ちになります。
その一方で、花粉症の時季でもありますね。
花粉症で目に症状が出やすい方も多いですよね。
そこで今日は点眼方法のはなし です。
敏感な患者様は、1月中旬から花粉が・・・とおっしゃる方もいます。
早めに花粉症対策を取っておくことが大切です。
患者様によって受診される科は異なります。
耳鼻科・内科・眼科・・・ご自身のツラい症状にて受診されていますが、
花粉症症状にて皮膚科を受診される患者様もいらっしゃいました。
内科や耳鼻科では珍しいかもしれませんが、
眼科を受診されると、目薬が2種、3種と処方されることが多いです。
おとなは2種・3種と目薬を使うことは難しくないのですが、
子どもさんは、そもそも目薬が苦手な子どもさんが多いこともあり、
なかなか大変なことが多いです。
それなのに、先生方は2種・3種処方する・・・なかなか厳しい状態です。
教科書には、
「2種以上点眼薬を使用の際には、5分あけること」ですが、
それはあくまでも理想の話で、現実的ではないというのが、印象です。
そんな葛藤を感じていた時、
「2本使う時は、食事の前後で分けているよ」と患者様から以前お話をされました。
目からうろこでした。
確かに、食事の前後で分ければ、5分以上間は空く と、勉強になりました。
そのあと、考えましたが、クスリが目~鼻~口に流れて苦いということも、
食事をとればその後気にならないのでは・・・と感じました。
また、嫌がる子どもさんには、
・ぬいぐるみで見本を見せる
・目のキワから目薬をさしてあげる
(真上から手が多い被さると怖いと感じるようです)
・家族の皆様も目薬を使う
(自分もさして欲しい!!と感じるようです)
・寝ている間にさす
というのが、ポイントになってくるようです。
目薬をちゃんと使うことができたら、子どもさんをしっかりと褒めてあげて下さい。
それが自信につながり、アドヒアランスがあがります。
Posted by pharmacist008.
カテゴリー: コラム.