葛根湯の効果的な飲み方のはなし
2014年 12月 1日 月曜日
葛根湯を風邪をひいてから何日間も続けて飲んだり、風邪をひいてから数日経ってから飲まれる方など様々な方がいらっしゃいます。風邪には「葛根湯」と言いますが…「 いつでも 風邪なら葛根湯を飲めば良い 」というのは実は間違いです。
葛根湯を飲んでもいい時期は「風邪の初期限定」。風邪をひいたかな?と思ってから、せいぜい 1~2日目までと覚えておいて下さい。ごくごく風邪の初期にしか効きません。葛根湯は飲むタイミング、そして止めるタイミングが、とっても重要です。タイミングを間違わなければ風邪の特効薬となります。
では、そのタイミングについて。
風邪の初期には、敵であるウイルスを死滅させ追い出すために発熱し体温を上昇させます。熱を逃がさないように、毛穴や汗腺などの外へ繋がる「穴」を閉じ、筋肉を収縮させて体温を上げようと頑張ります。この時 【葛根湯】 など体温を上昇させるサポートメンバーがいると、効率良く体温が上がるため素早く敵を死滅させるコトが出来るというワケです。
しかし、この体温上昇はむやみやたらとどんどん上げて行く訳ではありません。免疫による体温の上昇は、その時に襲ってきた敵が死滅する温度十分ですよね。それ以上は必要ないワケです。なので、身体の免疫機構はその時に侵入してきた敵が死滅するとされる温度まで体温を上げそれ以上は、上げません。そして、『 敵が死滅する温度に達した!! 』と感知すると、クールダウンに入ります。体温を下げ、平熱に戻すワケです。
実はこのクールダウンの働きをするのが【発汗】。汗腺を開き汗を出すと共に、熱を体の外へ放出して体温を下げ調節します。運動した時の発汗と同じですね。運動の時の発汗も体温調節の重要な機能です。筋肉の運動により発生した熱を、汗と共に身体の外に放出することにより体温のバランスを保っているのです。発汗 = これ以上 熱は必要ない!!という体のサイン。つまり、体温を上げるのは 発汗するまでということです。発汗後にさらに熱を加えると、余分な熱が増えてしまい返って体に悪影響を及ぼしますし、その分余分に発汗させてクールダウンしないといけないので余計な機能と体力を消耗してしまいます 。
つまり、葛根湯 を飲んで良いのは 発汗まで。もし、すでに発汗しているのなら葛根湯の出る幕ではありません。また逆に言えば、葛根湯 を飲むときは 【汗が出るまで飲み続ける】 のがポイント。1包飲んでも発汗していなければ、発汗する温度 = 敵が死滅する温度 まで、どんどんサポートしてあげるのが風邪を早く治すコツです。
覚えておいて頂きたいのは
【 葛根湯は汗が出るまで飲み続ける!! 】
【 葛根湯は汗が出たら飲んではダメ !! 】
が大切ということです。
最後に、私の場合は 市販の生姜湯をアツアツで一緒に飲みます。
さらに体が温まるので効果がUPしますよ。
Posted by pharmacist008.
カテゴリー: コラム.