グレープフルーツと薬は相性が悪い?飲み合わせで注意すべき理由
2025年 6月 2日 月曜日
「グレープフルーツと相性が悪いお薬がある」という話を聞いたことはありませんか?
実は、グレープフルーツは一部のお薬と飲み合わせが悪く、薬の効果を強めたり、副作用を引き起こす可能性があります。今回は、グレープフルーツとお薬の飲み合わせについて詳しく解説します。
グレープフルーツが影響を与えるお薬とは?
降圧薬や免疫抑制薬などの一部のお薬には、説明書に「グレープフルーツジュースを飲まないでください」といった注意書きが記載されていることがあります。
また、薬局で「グレープフルーツなどの柑橘類を避けてください」と指導を受けた経験がある方もいるかもしれません。
グレープフルーツには、「フラノクマリン類」という物質が含まれており、以下のような症状や副作用が現れやすくなる可能性があります。
・小腸に存在する酵素の働きを弱める
・お薬の吸収量が増加して効果が強く出てしまう
グレープフルーツを摂取したことによる影響は2~3日間続くため、薬と同時に摂取しなければ大丈夫というわけではないので注意しましょう。
注意が必要な柑橘類と安全な柑橘類
グレープフルーツ以外にも、以下の柑橘類にはフラノクマリン類が多く含まれているため注意が必要です。
<注意が必要な柑橘類>
・スウィーティ
・ダイダイ
・ブンタン
・ハッサク
一方で、温州みかんはフラノクマリン類を含まないため、摂取しても問題ないとされています。
まとめ
グレープフルーツに含まれるフラノクマリン類は、一部のお薬の効果を強めたり、副作用を引き起こす可能性があります。特に降圧薬や免疫抑制薬を服用している方は注意が必要です。また、グレープフルーツ以外の柑橘類にも影響を与えるものがあるため、普段の食生活にも気を配ることが大切です。
すべてのお薬が影響を受けるわけではありませんが、服用中のお薬が食べ物に注意が必要かどうかは、必ず薬剤師や医師に確認してください。新しいお薬を処方された際には、食べ物との相性についても質問することをおすすめします。
お薬を安全に服用し、健康的な生活を送るためにも、正 しい知識を身につけて必要に応じて専門家に相談しましょう!
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Posted by pharmacist008.
カテゴリー: コラム.