経口補水液とは?正しい用途やスポーツドリンクとの違いを解説!

2025年 8月 1日 金曜日

暑い時期になると「経口補水液」という言葉をよく耳にすると思いますが、経口補水液の正しい用途スポーツドリンクとの違いについて詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、経口補水液の特徴や使用方法、スポーツドリンクとの違いについて解説します。

 

経口補水液とは?

経口補水液とは、感染性胃腸炎による下痢や嘔吐に伴う脱水症状時に、水分や電解質を補給するための食品です。

国の制度では「特別用途食品」として認められており、「病者用食品」のマークがパッケージに付いています。

脱水症状が懸念される場合に経口補水液を摂取することで、体内から失われた水分やナトリウム、カリウムなどの電解質を効率的に補うことができます。

 

スポーツドリンクとの違い

感染性胃腸炎による下痢や嘔吐が続くと、体内の水分や電解質が大量に失われます。

経口補水液は、これらを迅速に補給できるよう、一般的なスポーツドリンクや清涼飲料水よりも多くのナトリウムカリウムが含まれています。

一方で、経口補水液は日常的な水分補給には適していません。

脱水状態ではない方が経口補水液を大量に摂取すると、ナトリウムの過剰摂取につながり、血管や心臓に負担をかける可能性があります。

用途に応じて適切に使用することが重要です。

 

熱中症による脱水時にも使用できる

熱中症による脱水症状に対応した経口補水液も市販されています。

これらの製品は「個別評価型病者用食品」として特別用途食品の許可を受けており、パッケージには「熱中症による脱水時に適している」と明記されています。

経口補水液を使用する際は、必ずパッケージに記載された情報を確認し、用途に応じて正しく使用してください。

 

まとめ

経口補水液は、感染性胃腸炎や熱中症による脱水症状の際に、水分や電解質を効率よく補給できる食品です。

ただし、スポーツドリンクのように日常的な水分補給を目的として使用するものではありません。

使用する際は、製品パッケージに記載された情報をよく確認し、用途に応じて正しく使うことが大切です。

適切な使用方法を守ることで、健康の維持や回復に役立てることができます。

日常の健康管理にも、状況に応じて適切に活用しましょう。

 

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