みんな大好きショウガのはなし

2015年 5月 1日 金曜日

冷や奴、素麺、生姜焼き、紅生姜、生姜飴・・・薬味にしたり肉や魚の臭みを消したり、甘いものに合わせたり。ショウガを無くして日本の食卓は成り立ちませんよね(?)。それくらいとっても身近にあるショウガですが、何と漢方薬の原料にもなるんです。
ショウガの根茎を乾燥したものを生姜(ショウキョウ)といいます。体を温める作用、発汗作用があり、風邪のひき始めなどに利用されます。吐き気や嘔吐にも効果的であると言われています。「かぜのひきはじめに飲む」でおなじみの葛根湯をはじめとした、多くの漢方製剤で使われています。
また、同じショウガが原料ですが、湯通しまたは蒸して乾燥したものは乾姜(カンキョウ)と呼ばれています。生姜とよく似た作用をもっていますが、乾姜の方がより冷えの症状改善に効果が高いと言われています。その他に健胃、嘔吐、腹痛、下痢などに用いられています。こちらは小青竜湯(「眠くならない花粉症の薬」として飲んでる方が多くいらっしゃるようです)等の漢方製剤に含まれています。
ショウガって、美味しいだけじゃなくてとても役に立つんだなあ、すごいなあ・・・などと色々考えてたら、何だかお腹がすいてきました。これからも、ショウガを日々の献立に積極的に取り入れつつ、バランスのよい食事をとろう!と強く決意しました。

 

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