紫外線と日焼け止めのおはなし
2020年 2月 15日 土曜日
1年のうち紫外線に注意したい季節は3月~5月です。
えっ?夏じゃないの?
このように、皆さん夏には注意していると思います。
なぜ春に注意が必要かというと、冬の乾燥で肌が弱っているところに、
肌に影響の大きいUVBが3月から増加するからです。
紫外線には種類があります。
紫外線は波長によって、UVA、UVB、UVCの3つに分けられます。
UVA:地表に届く全紫外線のうち約95%を占め、1年を通して注意が必要で
す。UVBほど有害ではありませんが、シミ、シワ、たるみの原因となります。
UVB:全紫外線の約5%を占めます。3月から徐々に増え始め、5~8月がピークとなります。屋外での日焼けの主な原因で、肌に強く作用します。シミやそばかす、皮膚がんの原因となります。
UVC:大気層(オゾンなど)で吸収され、地表には到達しません。
日焼け止めの選び方
日やけ止めには「SPF値」と「PA分類」といった2種類の表示が用いられます。これは紫外線を防ぐ効果の目安を示す指標で、SPFはUVBを、PAはUVAを防ぐ効果を表しています。SPFは数字が大きいほど、PAは+の数が多いほど効果が高いとされています。
正しい日焼け止めの使い方
1:きちんとよく振ってから使う
2:顔は1円硬貨大をとり、5カ所 (両ほお・額・鼻・あご)に置いてからのばす
3:顔のすみずみまでていねいになじませた後、もう一度重ねづけをする
4:首は10円硬貨大をとり、数カ所にのせ、軽く広げてなじませてからなじませる。
最後に下から上に向かってなじませる
5:腕や脚は容器から直接、肌へ線状にとる。手のひらで大きく円を描く
ように優しく広げながらなじませる。
用途に合った日やけ止めを選び、早めの紫外線対策を行いませんか?
Posted by pharmacist008.
カテゴリー: コラム.