梅雨と頭痛のおはなし
2021年 5月 15日 土曜日
GWが終わり、もうすぐ梅雨の時期ですね。
今回は梅雨と頭痛の関係性についてお話したいと思います。
ご経験がある方も多いかもしれませんが、雨の日に何故か頭が痛くなる・重くなるといった症状が出る事があります。
「天候」と「頭痛」一見関係ないように思えますが、実は頭痛が起こるメカニズムを理解すれば、天候が影響していることも分かります。
では頭痛の起こるメカニズムを見てみましょう!
何らかの要因(ストレス、自律神経、ホルモンバランスの乱れ、飲酒など)
↓
頭の中の血管が収縮
↓
元の環境に戻そうと、頑張って血管が拡張しようとする
↓
血管拡張により周りの神経が圧迫・刺激され頭痛が起こる
さて、天候がどこに影響しているのかというと、、、
1番最初の何らかの要因に天候も含まれます。
梅雨の時期になれば低気圧といった天候の変化が起こります。
この低気圧が頭蓋内圧を変化させ、血管収縮を引き起こします。
後は血管が拡張しようとし、上記のメカニズムと同じく頭痛を引き起こします。
(※諸説あり。)
また雨が降り続く、湿った環境、冷えの状態が続くなどもストレス要因となり、頭痛を引き起こす引き金となります。
低気圧が原因で起こる頭痛の対処法
・痛い場所を冷やす。
・光や音の刺激が少ない場所で、しばらく静かに過ごす。
・コーヒーを飲む(含有しているカフェインが血管収縮を引き起こし、一時的に頭痛の原因である血管拡張を抑える。)
・睡眠をたっぷりとり、ストレスを溜めない。
冷え、肩こりなど血行不順が原因で起こる頭痛の対処法
・首周りを温める。
・ウォーキング・ストレッチなど軽度な運動を行い、体を動かす。
今回は梅雨と頭痛のおはなしという事で、気圧の変動によって起こる頭痛(1次性頭痛)についての対処法をお話しました。
これ以外にも、何らかの外傷・疾患が原因で起こる2次性頭痛の場合もありますので、突然の痛み・熱を伴う・吐き気を催す頭痛などが現れた場合は自己判断で対処せず、直ぐに医療機関へ受診して下さいね。
Posted by pharmacist008.
カテゴリー: 日記.