ドライアイのはなし

2023年 5月 1日 月曜日

今回は「ドライアイ」についてお話します。

<涙の働きについて>

  1. 目の表面の乾燥を防ぐ
  2. 目が鮮明な像を結べるよう黒目の表面を滑らかに保つ
  3. 角膜に酸素や栄養を届ける
  4. 目の中のごみやほこりを洗い流す
  5. ばい菌などの侵入や感染を防ぐ

 

<ドライアイとは>

涙の分泌量が少なくなったり、涙がすぐに蒸発してしまったりすることで、目の表面の涙が不足してしまう病気です。

涙によるバリア機能が働かなくなることによって、目の表面に傷がついてしまう事もあります

 

<ドライアイの症状>

・目が乾く

・目がごろごろする

・パソコンやスマホなどによる目の疲れを感じたとき 

など

 

<ドライアイの主な原因>

・パソコン、スマートフォンの長時間の使用

・エアコンによる風や、空気の乾燥

コンタクトレンズの使用  

など

 

 

<市販薬の選び方>

・人工涙液

塩化カリウム、塩化ナトリウムなどが含まれているものは、涙に近い成分であり、不足した涙を補い、目にうるおいを与えます。

・目のうるおいを保つ

角膜を保護するコンドロイチン硫酸エステルナトリウム

瞳にうるおいを与えるヒプロメロース

目の表面にとどまってうるおいをキープヒアルロン酸ナトリウム

 

※コンタクトレンズを使う人は、防腐剤である塩化ベンザルコニウムが含まれていない防腐剤フリーの目薬を使いましょう。

 

普段から目薬を使うだけでなく、生活習慣からも目の乾燥を予防しましょう

 

<対策として>

・空気の乾燥を防ぐ

→空気が乾燥することで涙が蒸発しやすくなり、ドライアイの悪化に繋がります。
エアコンの効きすぎや、エアコンの風を直接受けないように注意しましょう。また、部屋の空気の乾燥を防ぐために加湿器などで対策をしましょう。

 

・コンタクトレンズの使用頻度を減らす

コンタクトレンズを使用すると目の表面の涙の膜が、本来よりも薄くなってしまいます。
涙の膜が薄く、不安定になることで、ドライアイの悪化に繋がります。
家にいるときはメガネにするなど、コンタクトレンズを装着している時間を出来るだけ短くするようにしましょう。

 

・スマホ・パソコン使用時の工夫

→スマートフォンやパソコンの画面から発せられるブルーライトによって、目に入る光を減らすために瞳孔を縮める虹彩筋が酷使され、涙の量も減っていきます。長時間の作業を避け、なるべく顔から離して見るようにしましょう。

パソコンなどの画面に集中していると、まばたきの回数が減少し、目が乾燥しやすくなります。
意識的にまばたきをしましょう。

普段から目薬を使うだけでなく、活習慣からも目の乾燥を予防しましょう

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