ストレスと胃腸のおはなし
2024年 4月 1日 月曜日
こんにちは。
4月は始まりのシーズンで、電車ではピカピカの新入社員の方々を見かけるようになりました。フレッシュな季節である一方、環境変化によるストレスで体調を崩しやすい時期でもあります。
私も一度だけ、疲労とストレスが重なり体調を崩してしまったことがありました。
本日は、私の経験した「機能性胃腸症」という疾患と、日常的に取り入れることのできる疲労緩和策についてご紹介します。
機能性胃腸症とは?
・検 査:内視鏡などで器質的な異常が認められない。
・症 状:吐き気、胃痛、胸やけなどの症状が3カ月以上続く。
・特 徴:生活の中の、「食」というプロセスが強く妨げられる
→ 生活の質が大きく下がる。
・原 因:特に疲労やストレス、睡眠不足に起因することが多い。
・薬物療法:消化管運動改善薬、制酸剤、漢方を併用する。
日常の疲労緩和策
★睡眠の質を高める
・枕を首や肩に負担のかからない高さに調節するのがおすすめです。
首を正しく支えることで呼吸を深くし、寝ている間の肩こりを防ぐこともできます。
・就寝直前のスマホは控えましょう。
ブルーライトの光で脳が覚醒してしまうと、入眠に時間がかかったり、睡眠時の脳波に影響したりします。
★肩首のストレッチ
・肩こりの悪化は血行不良につながり、神経痛や吐き気を引き起こします。
・緊張状態やパソコン作業が続くと、無意識のうちに肩が上にあがり猫背のような体勢になります。
→ 慢性化すると、体の中の臓器も上へ引っ張られ、消化活動に影響することがあります。
⇒ 休憩時間などに肩を回したり背伸びをしたりと、簡単なことでも良いので小まめな柔軟を取り入れてみてください!
★3つの「くび」を温める
・首、くびれ(お腹周り)、足首の冷えは全身の冷えにつながります。
・生き物は「寒さ」を本能的なストレスと感じるそうです。
⇒これからは暖かい季節になりますが、夏場のエアコンによる急激な温度変化には注意が必要です。
薄手のカーディガンなど、冷え対策の一枚を持ち歩くように心がけてみてください。
★湯船に浸かる
・湯船に浸かることで血の巡りを促し、乱れた自律神経を鎮めることができます。
・水圧によるマッサージ効果やリラックス効果が期待できます。
⇒忙しいとどうしてもシャワーで済ませてしまいがちですが、入浴は一日の疲れをとるための重要な時間です!
いかがでしたでしょうか。
一見当たり前のことですが、毎日の生活で意識できていますか?
ぜひ、小さな良い習慣を取り入れて疲れをリセットし、日々新たな自分でフレッシュに過ごされてください!
Posted by pharmacist008.
カテゴリー: 日記.