薬剤師への相談は大切です!

2011年 2月 25日 金曜日

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この写真は私が以前ルームシェアしていた際に

同居人が貰ってきた、紅一点のマドンナ猫です。

  

活発で好奇心旺盛。それでいて寂しがり屋さん。

帰ってくるとお出迎え、しばらく構ってちゃんに

なり、疲れて眠くなると胸の上に乗っかってきて

寝てしまいます。

…うん、可愛い!!

 

今ではネコが大好きなのですが、

当時犬派だった私がこんなにもネコという動物に、

惹かれるとは思ってもみませんでした。

  

今回のブログを通じて、ネコの魅力、もとい、身近にある薬に少しでも関心を持っていただけたら幸いです。

 

私が調剤業務をしていたのは、そんな子猫ととある地方にて暮らしていた頃のことです。

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新米薬剤師の私がそろそろ服薬指導にも慣れてきたかなと思っていた頃の話です。

医師、薬剤師への相談ってやっぱり大切だなぁと感じた出来事があったのでご紹介します。

 

風邪の症状を訴える女性の方。

話を伺っていると症状からも適切な処方であり、現在通院されている病院も他に無く、薬も飲んでいないとのこと。服薬指導が済み、そろそろお会計です!と思っていた時に、思い出したように患者さんが口を開きました。

 「そういえば、あの薬ほんとうにシミに効くのかしら?」

 ビタミン剤かなぁなんて思いながら、薬の名前はわかりますか。と尋ねると

 「○○○?だったと思う。最近CMでみたのだけど」

 テレビは見ない方だったので、念のため言われた製品名をインターネットで確認すると、今回処方されている炎症を抑える薬がその市販薬に入っていることがわかりました。

結局、市販薬を一時的に中止してもらうことで解決しましたが、その女性の不意にでた一言がなければ、見過ごしてしまう所だったとかなりドキッとした記憶があります。

 シミに効く薬を飲んでいたのに、病院で出た炎症を抑える薬が同じ成分だった!なんてことはピンとこない方がほとんどだと思います。

 

医療費削減など様々な要因からセルフメディケーションの推進がなされ、より身近になった医薬品。身近にあるものだからこそ今一度見直そうと肝に銘じた出来事でした。

 

皆様も医療機関への受診の際は、身近にあるお薬の事も是非ご相談してみて下さい。

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