桜のおはなし

2021年 4月 1日 木曜日

年度も切り替わり、空気もめいてきました。

今年は桜の開花が例年に比べて早く、3月に開花を迎えた地域も多いようです。

皆さんも一度はお花見をしたり、通勤や通学中見かけたりと、

桜はこの時期とても馴染み深いものかと思います。

 

今回はそんなについてのお話です。

 

日本では桜を様々なものに使用してきた歴史があります。

桜の種類もたくさんあるのですが、それぞれ用途によって使い分けられています。

 

例えば

八重桜の花は塩漬けして桜茶に、

オオシマザクラの葉は桜餅に巻いて使用されています。

ヤマザクラは燻製を作るときに使用する桜チップなどにも使用されています。

 

そんな桜も古くから薬として使われている歴史があるのをご存じですか?

一説によると、江戸時代から使われていたという話もあるそうです。

 

薬として使用されるのは主にヤマザクラまたはカスミザクラ桜の木の皮で、

効能は

鎮咳(咳止め)

去痰(痰切り)

といったものが広く知られています。

 

その他にも

解毒

排膿(膿を出す)

などの効果があるとされており、漢方薬に配合され利用されたりもしています。

 

今年は新型コロナウイルス流行に伴いお花見などを開催する機会は

残念ながら減ってしまっている事も多いかと思いますが、

感染対策をして桜を楽しんでみてはいかがでしょうか。