骨のお話
2023年 7月 1日 土曜日
みなさまは骨の健康を意識したことはありますか?
年齢に伴う、腰背部痛、身長低下の原因の一つとして
骨粗鬆症によって引き起こされる、「脊椎圧迫骨折」があげられます。
この病気は、骨密度の低下により、じわじわとつぶれるように症状が進行するため、激しい痛みを伴わないこともあります。
なので、「いつのまにか骨折」と呼ばれることも….。
そのため、予防をすることが重要です。
骨量は20代でピークを到達した後、徐々に低下し、特に女性の場合は、50歳付近で閉経を迎えた後、急激に減少します。
よって、予防をする上で、
- 最大骨量をできるだけ高めること
- 減少していく量を抑えていくこと
が大切です。
では、具体的な予防策をご紹介します。
⑴食事
【Caを多く含む食品】
牛乳・乳製品、緑黄色野菜、小魚、大豆など
【Caの吸収を助ける食品】
ビタミンDを含む食品
(サケ、サンマ、干し椎茸、キクラゲなど)
ビタミンK
(納豆、ブロッコリー)
⑵運動
適度に骨に負荷をかける運動
→縄跳び、かかと落とし運動(※1)、ウォーキングなど
重力が免荷される水中運動よりも重力のかかる陸上でのウォーキングや
ジョギングなどが適しています。
※1 かかと落とし運動
①肩の力を抜き背筋を伸ばし足を肩幅に開いて立つ。
②両足のかかとを上げる。
(2〜3cmから始め少しずつ高くする体調や慣れに伴い高さを調節する。)
③両足のかかとを床にストンと落とす。 2、3を繰り返す。
(ふらふらする場合は椅子や壁につかまりながら行う。)
⑶日光浴
⑴でも記載させて頂いたように、Caの吸収を促進する栄養素として、
ビタミンDが重要です。
このビタミンDは体内でも作られており、日光(太陽光)に含まれる紫外線がビタミンDの生成に関わため、日光浴も予防として非常に有効です。
【時間の目安】
夏 : 木陰で30分
冬 : 手や顔に1時間程度
以上が、代表的な骨量増加・維持方法になります。
夏本番へ向けて、紫外線対策はしつつも、
外に出て夏を満喫するのはいかがでしょうか!
Posted by pharmacist008.
カテゴリー: 日記.