目薬って何日分?
2024年 2月 15日 木曜日
以前薬局で働いていた時に患者さんからの質問で、
目薬1本って何日分なの?とよく訊かれたので、目薬のことについて書こうと思います。
目薬の種類によって1滴の量は微妙に違うのですが、1滴25~50μlと言われています。
1滴50μl=0.05mlとすると 薬局でもらえる点眼薬は1本5mlがほとんどなので
5ml÷0.05ml=100滴です。(多少の誤差はあります。)
単純計算すると
1日4回両眼点眼だと12.5日分
1日2回両眼点眼だと25日分になります。
また、よく効いてほしいからといって1回に2~3滴さす人がいますが、
1回に目の中に入る量はきまっていて、それ以上多くさしても目から溢れ出てしまうだけなので、ちゃんと目に入れば一滴で充分なのです。
目の中の最大容量は約30μlと言われていて、そのうちもともと涙液が7μl溜まっているので、
むしろ1回の点眼でも目から溢れ出る計算になります。
1回に何度もさすのはその分目薬が早くなくなってしまうので正直もったいないです。
とはいえ、目薬の命中率100%というのもなかなか難しいですよね。私もドライアイでしょっちゅう目薬をさしているにもかかわらず、下手で結構外してしまいます。
それに1滴のつもりが強く押しすぎて2滴でてしまうときもあります。
よって1本5mlが何日分かは人によって違ってしまいます。
以上より、1本5mlの場合、
1日4回両眼に点眼でしたら10~12日分、
1日2回両眼に点眼でしたら22~25日分
と思っていただければ良いと思います。
参考になればうれしいです。
Posted by pharmacist008.
カテゴリー: 日記.