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菜の花のおなはし

2018年 2月 15日 木曜日

まだまだ寒い日が続きますが、店頭には春の味覚が並んでいますね。

今日は、ほろ苦い味わいが特徴的な「菜の花」についてお話しします。

 

菜の花というと季節の風物詩の印象が強いですが、実はとても栄養価の高い野菜なんですよ!

免疫力を高めて風邪を予防するβ-カロチン、肌荒れに効果のあるビタミンC、女性に不足しやすい鉄分や葉酸、イライラを抑える効果のあるカルシウム等、沢山の栄養素がバランスよく含まれています。

さらに、菜の花にはグルコシノレートが含まれ、噛むことで野菜の細胞内に含まれる分解酵素と混じりあい、抗がん作用があるイソチオシアネートという物質に変化します。グルコシノレートは、つぼみの部分に多く含まれているので取り除かないようにしましょう。 調理は水溶性ビタミンのビタミンB群とビタミンCの損失を最小限にするため、塩を入れた熱湯でさっと茹でるか、蒸し器や電子レンジを利用するとよいでしょう。

 

2~3月に出回る旬の食材です。おひたし、辛し和え、天ぷらなどにして、積極的に取り入れましょう!

ノロウイルスのおはなし

2018年 2月 1日 木曜日

ノロウイルスによる感染性腸炎は、一年を通して発生しますが、特に冬季に多く発生します。手指や二枚貝などの食品などを介して、経口で感染します。感染すると嘔吐、下痢、腹痛などの症状を引き起こします。場合によっては重症化することもあります。最近は新たな遺伝子型のノロウイルスも出現しており、一層注意が必要となっています。

 

 

 

 

 

治療に関しては、現在のところワクチンなどがなく、輸液などの対症療法のみになります。したがって、予防対策を日頃から徹底することが重要です。

予防対策は、以下の通りです。

(1)食事の前やトイレのあとには、必ず手洗いをおこなう。

(2)下痢や嘔吐などの症状がある場合には、食品を直接取り扱わない。

(3)感染者の吐ぶつや糞便の処理を適切におこない、感染を広げない。

(4)調理器具の洗浄・殺菌をおこない、食品は十分な加熱調理をおこなう。

 

感染者の吐ぶつや糞便には、ウイルスが大量に存在し、そこが感染源となり、二次感染する恐れがあります。そのため、処理にも注意が必要です。

 

 

 

 

 

処理における注意点は、以下の通りです。

  1. 使い捨てのガウン(エプロン)、マスク、手袋を装着する。
  2. ウイルスが飛び散らないように、ペーパータオルや新聞紙などで静かに拭き取る。
  3. 拭き取ったあとは次亜塩素酸ナトリウムで浸すように、床を拭き取り、その後水拭きをおこなう。
  4. おむつ等は、糞便などを包み込むように速やかに閉じる。
  5. おむつや拭き取りに使用したペーパータオルや新聞紙などは、ビニール袋に入れて密閉する。(この際、ビニール袋内に廃棄物が浸る量の次亜塩素酸ナトリウムを入れるとよい。) 

 

以上、簡単ですがノロウイルスの感染予防と感染物の処理について紹介しました。

※次亜塩素酸ナトリウムが手に入らない場合:次亜塩素酸ナトリウムを含む家庭用塩素系漂白剤で代用可能。

日頃から基本的な感染予防を徹底し、感染した場合は冷静に対応できるようにしましょう。

 

参照:厚労省ホームページ ノロウイルスに関するQ&A

薬とお酒のおはなし

2018年 1月 15日 月曜日

まだまだ新年会など、お酒を飲む機会が続いているのではないでしょうか?

ご存知の方も多いと思いますが、お薬を水以外のお酒、お茶、牛乳、グレープフルーツジュースなどと一緒に飲むと、相互作用を起こすものがあります。

そこで、今回は薬とお酒について、お話したいと思います。

では、身近な薬の中で具体的に、どのような薬がどのような相互作用を起こすのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

1 一部の不眠症改善薬、抗うつ薬、抗アレルギー薬

効能もしくは、副作用の中枢抑制作用が増強し、鎮静作用が強く出てしまう恐れがあります。

2 一部の抗生物質

アルコールの代謝が妨げられ、頭痛、顔面紅潮、動悸、悪心などの症状が強く出る恐れがあります。いわゆる、お酒に酔った時の症状や二日酔いの症状ですね。

3 一部の解熱鎮痛薬

胃粘膜傷害の副作用が強く出る恐れがあります。

4 一部の胃酸抑制薬

胃粘膜でのアルコールの代謝が妨げられ、体内のアルコールの濃度が高まります。

 

今回上記に挙げた以外にも、アルコールによって効果が強く出たり、弱まったりするお薬があります。

みなさん、薬を飲んでいる時は、アルコールの摂取を避けるか、制限しましょう。

持病をお持ちの方で、続けてお薬を飲まなければならず、どうしてもお酒が飲みたい方は、主治医や薬剤師に相談してくださいね。

あけましておめでとうございます

2018年 1月 1日 月曜日

謹んで新年のお慶びを申し上げます

旧年中は格別のお引立を賜わり厚くお礼申し上げます。

本年もより一層サービス向上に尽力してまいりますので、昨年同様の引き立てを賜わりますようお願い申し上げます。

平成29年 元旦

在宅医療のおはなし

2017年 12月 15日 金曜日

今、日本では高齢者が増えています。そのため、在宅医療を行っている薬局も増えてきています。

在宅医療とは、医療従事者が患者さんの家や老人ホームなどを訪れ医療を行うというものです。医師、看護師、薬剤師、介護士やケアマネージャーが連携し、それぞれの人たちが一人の患者さんのために医療を行っていきます。ケアマネージャーの主な役割は介護が必要な人に対して、どのような介護プランが必要かなどを考え、その人に合ったケアプランを作成したり、介護サービスの調整・管理を行うことです。

 

実際に、在宅医療において、薬局の薬剤師がどんなことをするかというと、まず、医師が交付した処方箋をもとに、薬局でその人に合った方法で一包化などを行います。一包化とは、複数のお薬を、朝・昼・夜などの飲むタイミングに合わせて、まとめてパッケージ化することです。次にその薬を患者さんのご自宅に持って行き、その患者さんが薬を飲み忘れたりしないように、お薬カレンダーなどにセットします。その時に患者さんやそのご家族に話を聞き、薬についての話や、生活について困っていることなどを伺います。そして、患者さんから伺ったことをまとめ、医師とケアマネージャーにレポートを提出する、という流れになります。医師やケアマネージャーがレポートを読むことでその患者さんに合った医療を提供することができます。

患者さん宅に行った時には、前回の薬がどのくらい残っているかを確認して飲み忘れの確認をし、残薬をしっかりと調整し減らす仕事もしています。2週間に一回ほどの頻度で患者さん宅に訪れ、飲み忘れがないか等を確認していきます。

 

状況によっては、「今まで飲んできた薬が喉に絡んで飲みにくい」などと言われることもあり、粉の薬を錠剤に変更することを医師に提案したりすることもあります。また、薬の副作用が出てきているのを発見し、その服用量調整や、副作用を抑える薬の提案を医師にしたりすることもあります。

介護と医療の結びつきを助けるのも在宅医療で薬剤師が担っている役割かもしれません。

お酒の強い味方のおはなし

2017年 12月 1日 金曜日

年末年始はお酒を飲む機会が増える時期です。

週末、平日関わらず飲み会がセッティングされる季節です。

なんなら朝まで連れてかれるようなケースもあるかも!?しれません。

お酒が好きなひとにとっては、お酒を飲む理由ができるステキな時期でもありますね。

お酒が好きか嫌いか、強いか弱いかはみなさまそれぞれ違いますが、いずれにせよ、二日酔いだけは避けたいものです。

翌日の仕事に響くのも困りものですし、充実した休日を失うのももったいないお話です。

 

そこで今回は二日酔いに効果があるとされる漢方薬をご紹介します。

【五苓散】

5種の生薬を含む漢方薬です。

この五苓散は主に利尿作用によって二日酔いの改善、予防を助けてくれるお薬です。

体内に入ったアルコールはアセトアルデヒドを経由して、最終的には水と二酸化炭素になって体の外へ出ていきます。そもそもなぜ人はお酒で散々楽しんだあとに、苦痛に見舞われるのかといいますと、この代謝の中間物質であるアセトアルデヒドが原因とされています。このアセトアルデヒドが頭の痛みや気持ち悪さを私たちにもたらします。

漢方薬の五苓散は利尿作用によってアセトアルデヒドの代謝された物質を体の外へ出す働きを助けてくれるお薬です。

この五苓散は第二類医薬品として市販もされているお薬です。

ドラッグストアなどで薬剤師、もしくは登録販売者のいる店舗で購入することができるので、比較的手軽に入手することもできます。

そして何より医療用医薬品としての五苓散の説明書、添付文書の効能・効果の欄にも「二日酔い」と記載のあるお薬です。

 

なお漢方薬は食間や食前、おなかの中が空の状態、空腹時の服用が効果的とされております。五苓散の用法用量にも例にもれず、食間か食前に使用するよう書かれております。

なお、市販されている五苓散の効能は以下の通りです。使用に際しては薬剤師や登録販売者とご相談するようにしてください。

体力に関わらず使用でき、のどが渇いて尿量が少ないもので、めまい、はきけ、嘔吐、腹痛、頭痛、むくみなどのいずれかを伴う次の諸症:

水様性下痢、急性胃腸炎(しぶり腹)のものには使用しないこと)、暑気あたり、頭痛、むくみ、二日酔

注)しぶり腹とは、残便感があり、くり返し腹痛を伴う便意を催すもののことである。

 

もちろん、五苓散の力を借りても、症状を完全に抑えられるわけではありません。

翌日にお酒の影響を持ち越さないためには、くれぐれも飲みすぎないこと。長い時間飲み続けないように気をつけましょう。

また空腹時のアルコールは吸収が早くなるので、食事をとりながら飲むように心がけましょう。

飲みすぎてしまったなと思ったら、十分な睡眠と水分を取り、体をいたわってあげてください。

骨粗しょう症のおはなし

2017年 11月 15日 水曜日

骨粗しょう症とは、骨がスカスカになり、骨折しやすくなる病気です。

骨粗しょう症と発覚するきっかけは、骨折をしたときや、圧迫骨折(自分の体の重みで背骨が折れること、いつのまにか骨折ともいわれる)で背中が痛くなったときなどです。自分では全く気づかないうちに骨がもろくなり、検査をして初めて骨粗しょう症だとわかる方もたくさんいます。

 

では、どうすれば骨粗しょう症を防げるのでしょう?

残念ながら、骨密度は20代をピークに減少していきます。特に女性は、閉経を境に骨密度が急激に低下します。

だからといって諦めてしまうと、骨密度は急激に下がる一方です。今から生活に気を付けることで、骨密度をキープできる可能性があります。そこで、日々の生活で心がけることを挙げます。

 

①きちんと食事を摂る

バランスよく食べましょう。特にカルシウム、ビタミンD、ビタミンKは意識してとりましょう。

・カルシウム(骨を構成する成分です)

・ビタミンD(カルシウムの吸収を助ける作用があります)

・ビタミンK(カルシウムの骨への沈着を促します)

 

②日光に当たる

ビタミンDは日光を浴びることによもつくられます。

冬は30分~1時間、夏は30分木陰で過ごす程度でも効果が期待できます。

 

③適度な運動をする

骨に負荷がかかることで、骨を作るための細胞が活性化します。

日光に当たりながら運動すると一石二鳥です。

 

 

④定期的に検査を受ける

女性は40歳を過ぎたら、定期的に検査を受けましょう。

骨密度は気づかないうちに減っていくことが多いので、早期発見が重要です。

 

今は薬の開発が進み、様々な種類の薬が出ています。

月に1回だけ飲む薬や、自己注射の薬など、治療の選択肢も増えています。

 

これらのことを少しでも生活に取り入れて、未来の自分のためにいい骨をキープしましょう!

目薬のおはなし

2017年 11月 1日 水曜日

皆さんは目薬が処方された時

①差すのが苦手だな

②1本で何日分なの?

③保管は冷蔵庫じゃなきゃだめかな?

と様々な疑問を持ったことはありませんか。

うまく使えないと、治りが悪くなったり、症状を悪化させてしまうことにも繋がりかねません。

本日は『目薬』について紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

①上手なさし方について

下瞼を引いてそこに目薬を差す方法や頬にげんこつを作って手を固定して差す方法があります。小さなお子さんであれば、頭を親御さんの膝や腿で固定して差したり、寝ている間に下瞼を引いて点眼したりする方法もあります。

また、その他の方法として、点眼容器を器具に挟んで点眼しやすくした補助器具も発売されています。

 

②1本が何日分なのか

1滴=約0.03mL〜0.05mL(30μL〜50μL)と言われています。

大体の点眼は5mL/本のものが多いので、これで計算してみると・・・

5mL/本÷0.05mL/滴=100滴/本

使用滴数にもよりますが、両目に1日2回、1滴ずつ入れたとすると・・・

100滴/本÷4滴/日=25日/本

1本で約1カ月使えます。

尚、一度封を開けたものに関しては、汚染や劣化の観点から使用期限は1カ月以内を目途にすると良いです。容器に書いてある使用期限は開封せず適切に保管した場合のものなので気を付けましょう。なかには、そもそも1週間や10日しか期限のない点眼もあるので注意が必要です。

 

③保管方法について

保管は冷蔵庫のドアポケットで!と言われたことがある方も居るのではないでしょうか。

雑菌の繁殖を防ぎ清潔に保つためにそう言われることもあります。

一般的には室温保存(1〜30℃)のものは冷所保存(1〜15℃)ができます。

また、冷蔵庫での保管が必要なもの、逆に冷蔵庫で保管すると結晶ができてしまうものもあります。

特別注意が必要なものに関しては投薬の際に指導があるので守りましょう。

夏場の車の中、寒い地域で屋内でも氷点下になってしまうことがあるなど、極端な温度変化はお薬の性質が変わってしまう恐れがあるので、注意しましょう。

 

飲み薬と違って外用剤は自由に使えると思っている方も少なくないはずです。

しかしながら、どんなお薬にも、決まった用法・用量があります。

医師や薬剤師の指示を守って使用することが重要です。

また、使用に際し不安や疑問があるときは気軽に相談してみましょう。

心筋梗塞のおはなし

2017年 10月 15日 日曜日

10月に入り寒さがこたえる季節になってきました。これから冬本番に入っていくにあたり気をつけていただきたい病気として、心筋梗塞についてお話しさせていただきます。

心筋梗塞とは、心臓に栄養と酸素を補給している冠動脈が急に詰まり、血流がその先に流れずに心臓の一部の筋肉が死んでしまう病気で、急死することもあります。症状としては30分以上続く胸痛です。狭心症の場合、胸痛は5~15分くらいで、この持続時間が心筋梗塞か狭心症かを見分ける重要な目安になります。

心臓の筋肉には再生能力がないため、心筋梗塞の第一の治療は、詰まった冠動脈を再び開通させて心筋の壊死を最小限にとどめます。再開通は早ければ早いほどよく、治療のゴールデンタイムは6時間といわれています。それを過ぎても12時間以内であれば、再開通することで効果があります。最新の治療方法としては、血栓溶解薬+風船療法+ステントがあります。

 

詰まった血栓をアルテプラーゼなどの血栓溶解薬で溶かし、血管内にカテーテルを入れてバルーンでふくらませる方法です。また血管の再閉塞を防ぐためにアスピリンなどの抗血小板薬を約1ヶ月間服用します。こうした治療により、再閉塞率は下がり、治療成績は上がっています。

しかし、なによりも予防が大切です。気温の低い冬では、体温を維持しようと血管が収縮するため血圧が上がり、心筋梗塞の発生率が上がると言われています。

気温差をなるべくなくすこと、血圧が上がるのを防ぐこと、血行を良くすることにしっかり気をつけて、心筋梗塞のリスクを減らしましょう。また、高齢、喫煙、糖尿病、肥満などはリスクとなりますので、普段の生活習慣に気を付けることも大切です。

ビタミンEのおはなし

2017年 10月 1日 日曜日

本日はビタミンEについてのおはなしをしたいと思います。

ビタミンEは、ビタミンA・ビタミンD・ビタミンKと合わせて、脂溶性ビタミンに分類されます。脂溶性ビタミンとは、あぶらに溶けるビタミン、という意味です。ちなみに、ビタミンBやビタミンCは水に溶ける水溶性ビタミンに分類されています。

ビタミンEには強い抗酸化作用があり、細胞膜や血中脂質が活性酸素により酸化されるのを防ぐ働きがあります。細胞の酸化とは、ざっくり言い換えると、細胞の老化です。

 

ビタミンEの薬理作用は様々ありますが、代表的なものには以下のものがあります。

 

・コレステロール値の改善:ビタミンEにはLDLコレステロール(悪玉コレステロール)値を減少させ、HDLコレステロール(善玉コレステロール)値を増加させる働きがあります。

・血流の改善:ビタミンEには毛細血管の血行をよくする働きがあります。肩こりや冷えなどにも効果が期待できます。

・肌への効果:活性酸素の除去と毛細血管の血行を促進することにより、肌荒れを予防してくれたり傷ついた肌を回復させるにも有効です。

 

ビタミンEを多く含む食品には以下のようなものがあります。

フライアーモンド(29.4mg)、アボカド(3.3mg)、マーガリン(15.1mg

(いずれも100gあたりの含有量です)

 

ビタミンE1日目標摂取量は7mg9mgですが、健康効果を目的とするなら、1100mg300mg程度が必要と言われています。食品からの摂取にあわせて、サプリメントなどでの補助摂取がいいかもしれません。ちなみに1日上限量は、女性で700mg、男性では800mg程度であり、極端な過剰摂取はよくありません。

また、ビタミンEはビタミンCとあわせて摂取するのもいいと言われています。ビタミンEの抗酸化作用を、ビタミンCの還元作用がサポートしてくれるのです。

 

女性にうれしい美肌効果から、体の内側の健康まで助けてくれるビタミンE

ビタミンEの摂取とともに、この機会に、いつもよりほんの少し、食生活のバランスや運動など、健康にも気を遣ってみるのはいかがでしょうか。