花粉症のおはなし

2019年 4月 16日 火曜日

いよいよ待ちに待った春!

ぽかぽか陽気でお花見の季節ですが、この時期の外出は花粉が気になりますよね。

 

 

 

 

 

 

 

くしゃみ・鼻みず・鼻づまりに悩まされている方も多いのではないでしょうか?

 

今回はそんな花粉症に対して、どんなことに気をつければいいのかお話したいと思います。

花粉症をよく理解し、春を快適に乗り切りましょう!

 

 

  • 初期療法で、早めの対策を!

花粉症の治療の基本中の基本!症状が出る前から治療を始めましょう。

早めの対策により、症状が出るのを遅らせたり、症状を軽くすることができます。

 

  • 症状が出てしまったら、すぐに適切な薬で治療をしましょう。

 

【治療薬の種類】

  • 抗ヒスタミン薬

 

アレルギー症状全般を抑えます。最近では、眠気や口の渇きなどが少ないものもあります。

  • メディエーター遊離抑制薬

 

効果が現れるまでに2週間ほどかかるため、予防に適しています。

  • ロイコトリエン拮抗薬

 

鼻づまりに対する効果が期待でき、抗ヒスタミン薬などと合わせて使用されることが多いです。

  • ステロイド薬

 

症状が強い時に!内服薬の服用は、副作用を考慮して短期間にしましょう。

 

 

また、マスクやメガネの着用などでも症状を抑えることができます。

外出時は是非対策をして、素敵な春を過ごしましょう!

 

医師から処方された薬を最後まで服用していますか?

2019年 4月 1日 月曜日

医療機関で処方されたお薬をご自身の判断で、途中で服用を止めてしまったということはないでしょうか?

ある事例をご紹介します。

 

ある患者さんは健康診断の際に内視鏡検査で逆流性食道炎であることが分かり、医師からプロトンポンプ阻害薬というお薬を処方され、8週間は服用し続けるように言われました。

 

処方されたお薬を服用する前は、頻繁に胸やけの症状があり、時にはみぞおちの辺りに強い痛みを感じることもありましたが、服用を始めて数日も経たないうちに痛みを感じることはなくなり、服用開始1週間後には胸やけの回数も少なくなりました。

服用開始1ヵ月後には症状は全くなくなったのでお薬を服用するのを止めました。

お薬を止めて2週間ぐらい経った頃に、職場の同僚との飲み会があり、久しぶりに結構な量のビールを飲みました。翌朝起きると、以前よりも強い胸やけと痛みがあり、残っていたお薬を2週間ぐらい服用して、やっと症状が治まりました。

 

医師がお薬を処方する場合、適当に投与期間を決めて処方している訳ではなく、その病気の治療に適したお薬の投与期間というものが決まっています。

逆流性食道炎の場合、プロトンポンプ阻害薬というお薬を8週間服用するというのが基本的な治療法です。このお薬は胃酸の分泌を強く抑制するので、胸やけや痛みといった症状は1~2週間で消失します。

 

ところが、このような症状が無くなっても、食道の粘膜はまだ治っていないことが多く、お薬を8週間ぐらい服用し続けることで食道の粘膜も治ることが知られています。

また、逆流性食道炎という病気の場合、職場や家庭におけるストレス、過度の暴飲暴食なども発症の原因となりますので、お薬を服用し続けた方がよいと考えられます。

 

この患者さんの場合は、食道の粘膜が完全に治っていないうちに、自己判断でお薬の服用を止めてしまい、暴飲暴食をきっかけに再燃してしまいました。

 

お薬を毎日服用するのは面倒なことですし、服用し続けていると副作用も気になりますので、できればお薬は服用したくないと思ってしまうかもしれません。

しかし、お薬の服用を止めたいと思う時は、自己判断せずに必ず主治医または薬剤師に相談して下さい。

 

コレステロールのおはなし

2019年 3月 15日 金曜日

私達の血液中の脂質には、コレステロール中性脂肪があります。

更にコレステロールも悪玉と善玉と呼ばれる種類に分けられます。

悪玉(LDLコレステロール)は、体の各所に必要なコレステロールを血流に乗って運ぶ役割、善玉(HDLコレステロール)は、逆に余ったコレステロールを運び出す役割です。

どちらも生きていくのに必要ですが、LDLコレステロール値が高いと動脈硬化の原因となり、心筋梗塞、狭心症や脳梗塞のリスクを高めてしまいます。

この悪玉コレステロールを増やさないことが大切です。

 

食事内容、主に脂質摂取でコレステロールの作られやすさが変わります。

同じ脂肪でも、「飽和脂肪」を多く摂取するとコレステロールを合成する機能が高まり、「不飽和脂肪」を摂ると合成が減ります

 

★飽和脂肪酸が多い食品

脂質の多い肉、ベーコン、ソーセージ、チーズ、バター、チョコレート、スナック菓子など

 

★不飽和脂肪酸が多い食品

植物油、豆腐、味噌、油揚げ、青魚、魚の卵など

 

 

これをふまえて食事を考えましょう

★コレステロールを下げる食事

魚(青魚)、植物油、食物繊維の多い食品(緑黄色野菜、海草、きのこ、こんにゃく、玄米)、果物

 

 

★コレステロールを上げる食事

牛・豚肉の脂身、動物性レバー、バター、洋菓子、スナック菓子、乳脂肪分(チーズなど)、卵黄

 

 

食生活の改善ポイント

★朝食を和食にする。

★肉、卵を控え、魚、大豆製品を毎日1品はとる。

肉類を食べるときは、脂肪の少ない肉(牛豚のもも肉、鶏肉など)を選びましょう。

★乳製品(チーズ、アイスクリーム)は低脂肪食品をとる。

乳製品はカルシウムやタンパク質のよい摂取源ですから、定期的にとりましょう。

★野菜、海草を毎食取り入れる(食物繊維を摂る)

野菜は1日350gが目安で、そのうち1/3以上は緑黄色野菜が望ましいです。

★できるだけ品目数多く、バランスよく規則正しく、よく噛んで食べましょう

 

肥満の解消も大切です。

意外なカロリー源であるアルコールの摂り過ぎにもご注意。

ウォーキングなど長続きしやすい軽い運動習慣を取り入れる事も効果的でしょう。

少しずつでも生活習慣を見直すことでコレステロールを減らし、健康を維持できるといいですね☆

 

こどもと「誤飲」のおはなし

2019年 3月 4日 月曜日

 

皆さんは子どもの誤飲でもっとも多いものは何だと思いますか?

 

誤飲ランキング

1位がタバコ(20.2%)

2位が医薬品・医薬部外品(14.8%)

3位がプラスチック製品(9.9%)

となっています。(厚生労働省 平成28年)

 

大半は1歳前後の乳幼児でおきていました。

床やテーブルの上など、子どもの手が届く場所に「タバコ」「医薬品」「医薬部外品」を放置しないように、こどもが立って手を伸ばしても届かない場所(1m以上高い場所)に置きましょう。

一番いいのはこどもの周囲にタバコを置かないことで,お母さんは妊娠がわかったら禁煙しましょう。

お父さんも妊娠がわかったら禁煙を考えてください。ご存知の通り、タバコの危険は誤飲だけではありません。

成分が体に吸収されることにより、それぞれの中毒症状が出てくる可能性があります。

 

 

 

タバコは食べにくく,タバコそのものを大量に飲み込むことはほとんどありませんが、タバコを誤って口に入れた場合、水などを飲ませるとニコチンが吸収されやすくなる恐れがあります。

飲み物を与えず、直ちに病院を受診するようにしましょう。

 

 

 

参考:厚生労働省報告書 2016年

 

結核菌感染と血糖コントロールのおはなし

2019年 2月 15日 金曜日

糖尿病は生活習慣病を代表し、長期に渡り、治療しておられる患者様が多い疾患です。

また、最近では再興感染症として高齢者に結核菌感染が流行しており、糖尿病患者の結核菌感染による血糖コントロールの困難化が問題としてあるようです。

結核菌に感染した場合、リファンピシン、イソニアジド、ピラジナミド、ストレプトマイシン、エタンブトール等の抗生剤の多剤併用を行い、徹底的に菌をたたきます。

しかし、多剤併用は高齢者にとって自己管理が難しく、途中で服用を止めてしまうことで、耐性菌の出現が問題になっています。

 

 

糖尿病患者様が結核菌に感染したら

 

細菌感染すると、炎症の指標であるCRPや、血糖値の上昇が顕著に見られ、血糖コントロール不良となることが多いようです。

経口糖尿病薬のみの治療だった方が、強化インスリン療法を取り入れたり、インスリン療法で安定していても、スライディングスケールを追加したりなど、とにかく血糖値を下げることが普段よりも難しくなることも少なくありません。

また、感染によって体力が落ちていたり、肺炎を起こしたりすると、今度は低血糖症状を引き起こすこともあります。また腎機能悪化、肝機能悪化なども視野に入れ治療を進めなければならないので、治療は長引き、精神的にも負担になります。

 

そうならないために

 

結核は空気感染しますので、人のくしゃみなどを浴びてなくても感染者の近くにいるとうつることがあります。また、糖尿病で治療している方は、結核に限らず、少しの風邪や体調不良、また脱水などでも血糖値に影響してしまうことがあります。最近では季節性のインフルエンザは注意が必要です。血糖値が下がらないのも問題ですが、下がりすぎることも危険です。冷や汗、動悸、眠気など、ちょっとでも体調がいつもと違う場合はすぐに先生に相談する必要があります。

 

重曹とクエン酸についてのおはなし

2019年 2月 1日 金曜日

お掃除に役立つ魔法の粉といえば、重曹クエン酸!!

 

 

皆さんも一度は聞きた事があるのではないでしょうか。

 

この重曹やクエン酸の使い分けですが、実は、汚れ落としには小・中学校の理科で学んだ「中和反応」が関係しています。

 

中和反応といえば、酸性とアルカリ性を混ぜる反応のことですよね。(^0^)/

洗剤の成分表示などを見ていると、酸性洗剤、アルカリ性洗剤などがあります。

それと同様に、汚れも酸性の汚れとアルカリ性の汚れに分かれています。

 

≪酸性の汚れ≫

食器や調理器具の油汚れ、食べこぼし、皮脂汚れ、手あかなど

≪アルカリ性の汚れ≫

石鹸カス、水あか、電気ポットの内部の汚れ、尿石など

 

汚れは洗剤で「中和」することで良く落ちるようになります。

つまり、酸性の汚れにはアルカリ性洗剤、アルカリ性の汚れには酸性洗剤を使うと汚れがよく落ちるということです。

 

この原理に従って重曹・クエン酸を使い分けると、

◎重曹:アルカリ性→酸性の汚れに使う

◎クエン酸:酸性→アルカリ性の汚れに使う

ということになりますね。

 

最近では、100円ショップでも手に入る重曹・クエン酸ですが、粉末タイプのほかにも粉末を溶かし液体にしたスプレータイプで売られているのを見かけます。

重曹はタンサン(炭酸水素ナトリウム)の名でも古くから親しまれ、お菓子の膨張剤や灰汁抜きにも使われている安全な食品添加物です。粒子がとても細かく、クレンザーよりも傷つきにくいので、ステンレスや鍋の磨き粉としても使えます。また、単体で使うだけでなく、重曹+クエン酸の併せ技も排水溝のヌメリ取りにはおススメです。

しつこい脂汚れや排水溝の汚れなど、日常生活の汚れに対して重曹・クエン酸をぜひ一度活用してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

「医薬品卸」についてのおはなし

2019年 1月 15日 火曜日

今日は「医薬品卸」についてのお話です。

皆さんは、医療機関でもらう医薬品が一体どこから来ているかご存知でしょうか? 🙂

医薬品を作っているのは製薬企業です。そして製薬企業と医療機関の間には「医薬品卸」という業種があります。

 

 

 

皆さんの生命を守る医薬品は、製造から流通、使用に至るまで法律によって厳密に定められています。

その法律を守りながら「必要な医薬品を、必要な時に、必要な量を、必要な場所へ供給する」という使命を担っているのが医薬品卸です。

自然災害やパンデミックが発生した際は、国や地方自治体と協力し、医薬品の迅速かつ安定的な供給に努めなければなりません。

 

そして…あまり知られていませんが、医薬品卸にも薬剤師さんが働いています(^o^)

医薬品卸の薬剤師業務を簡単にご紹介します。主な業務は大きく分けて以下の4つです。

 

  • 薬事関連業務

 

医薬品医療機器等法や麻薬向精神薬取締法等の医薬品関連の法律に関する業務です。行政との情報交換といった業務も行います。

  • 品質管理業務

 

支店内の医薬品が適切に管理されているかのチェックや、毒薬や麻薬といった特殊な医薬品の管理を行います。

  • 情報提供業務

 

営業販売促進資料の作成や、メーカーに問わない様々な医薬品、医療機器、保険点数等のありとあらゆる社内外からの問合せに対応します。

  • 教育業務

 

支店内のスタッフに薬事研修を実施します。薬学部実習生の受け入れを行う医薬品卸もあります。

 

皆さんの生活に必要不可欠な医薬品は、いろんな人の協力によって皆さんの手元に届いていることを覚えておいて下さいね★

 

 

 

 

あけましておめでとうございます。

2019年 1月 1日 火曜日

謹んで新年のお慶びを申し上げます 旧年中は格別のお引立を賜わり厚くお礼申し上げます。

本年もより一層サービス向上に尽力してまいりますので、昨年同様の引き立てを賜わりますようお願い申し上げます。 平成31年 元旦

お肌の乾燥と保湿についてのおはなし

2018年 12月 15日 土曜日

毎年、冬のこの時期は空気も乾燥し、風邪やインフルエンザ等が流行しますね。

空気が乾燥するこの時期はお肌がカサカサして痒くなったりしませんか?

 

 

 

 

これはお肌の表面の角質がはがれて隙間ができ、その隙間から水分が蒸発していくからです。

角質がはがれると皮膚表面のバリア機能が落ち、細菌等に感染しやすくなったり、刺激に敏感になって掻き毟ってお肌を傷つけてしまいます。

加湿器で空気を加湿し、風邪やインフルエンザを予防するように、お肌も皮膚に潤いを与える保湿剤等で保湿し、皮膚表面のバリア機能を適切に保つことが大切です。

保湿剤には大きく分けて、液体状のローション剤さらさらしたクリーム剤少しべたべたした軟膏剤の3つのタイプがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれ、使う部位や塗る範囲によって使い分けられています。

髪の毛がある頭皮にはクリーム剤や軟膏剤は塗りにくく、塗った後に髪の毛がべたつくので主にローション剤が使われます。また、背中全体や顔全体等の広範囲に塗る場合もローション剤が好まれます。クリーム剤はさらさらしていますので腕や足、背中や顔の一部分等の比較的広い範囲に塗る場合に使用されます。

軟膏剤は油分が多く、少しベタベタするので塗る範囲が狭い場合に使用されます。またそれぞれの刺激性については、軟膏剤<クリーム剤<ローション剤の順に強く、軟膏剤はほぼ刺激性がありません。そのため、塗る場所が刺激に対して敏感な部分なのか等の感受性も考慮して使い分ける必要があります。

その他、皮膚を乾燥から防ぐには、体を洗い過ぎない、部屋の湿度を適切に保つ、綿生地等の刺激の少ない肌着を選ぶ、アルコールや香辛料等の刺激物の取りすぎに注意することが大切です。

 

 

服薬ゼリーのおはなし

2018年 12月 3日 月曜日

「薬が嫌い!」というお子様は多いのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はそんな時に役立つ服薬ゼリーについて紹介させていただこうかと思います。

一概に服薬ゼリーといってもたくさんの種類があります。その違いについて説明させていただきます。

最初はお子様向けの味がついているタイプです。

 

こちらはお子様が飲みやすいようにいちごやぶどう等の味がついていてお子様でも飲みやすくなっています。

しかしお子様の薬全てに使えるわけではなく、一部の抗生物質や漢方薬ではあまり推奨されていません。なぜかというと抗生物質は苦くなって余計に飲みにくくなる、漢方は匂いや味を消してしまわない方が良いなどの理由があります。そのようなときは次に紹介させていただく抗生物質用や漢方用の服薬ゼリーを使用しましょう。

まず抗生物質用のゼリーです。こちらは普通のゼリーと何が違うのかというとズバリ添加物が少なくなっています。

一部抗生物質を苦くしてしまう原因は添加物にあるからです。一見全てのお薬にこちらの服薬ゼリーを使えばいいように思いますが、こちらのお薬は添加物が少なくなっているため開封後の使用期限が短いという点に注意が必要です。

次に漢方薬用のゼリーです。こちらは何が違うかというと使い方が違います

普通のゼリーは苦味を抑えたり、のどにつかえたりしないようにゼリーでお薬をはさんで使います。しかし漢方薬用のゼリーは味や匂いを消してしまわないようにゼリーと混ぜて使います。

このゼリーは味や匂いを消さないなら意味がないように思ってしまいますが、実は漢方薬は後味が残りやすいという特徴があります。そこで漢方薬用のゼリーは後味が残りにくいという利点があります。よって漢方薬用のゼリーを服用すれば一瞬味や匂いが我慢できれば良いことになります。もし漢方薬の服用が苦手であれば一度試してみてはいかがでしょうか?

最後はスティックタイプの服薬ゼリーです。

こちらは1回使用分ごとに個包装となっているタイプです。服薬ゼリーは通常保存料が入っていないため開封後に長期保存しておく事ができません。

しかしこちらのスティックタイプの服薬ゼリーであれば余った分を保存しておく事ができます。ただしスティックタイプのデメリットは包装中に入っているゼリーの量が一定であり調節できないためお薬の量によって調節することができません。

以上のように服薬ゼリーにはさまざまなタイプがあり、それぞれに特徴があります。

また最近では味がおいしく飲みやすいお薬も多くあるので飲みにくいお薬だけ服薬ゼリーを使用しても良いかもしれません。

もしお薬を飲めないなどでお困りであれば一度薬局で相談してみてください 🙂