ウィンタースポーツを楽しむには

2023年 2月 1日 水曜日

みなさまは冬にスノーボードやスキーをされますか?

コロナ禍で、去年はできなかったものの、ワクチンが普及した今は久々に遠出して冬山に行くことを楽しみにしている方もいるのではないでしょうか。 

                         久々に新調したウエアや長年使用しているお気に入りのボードの手入れや準備をしているだけでわくわくしてきますよね。

その準備で絶対に忘れてはいけないのが、「耳を守る」グッズです耳当て付きの帽子や、イヤーガードは髪形が崩れてしまうこともあり、天気の良い日は身に付けたくないこともあると思います。

ただ、冬山は天気がよく暖かく感じる日でも、実は気温が低いことが多々あります。パウダースノーの北海道の昼間では体感よりも気温が低いことがよくあります。

帽子をかぶらず、冬山で太陽を浴びたい!よく分かります。             
でも、冬山では絶対に耳をガードしてください
私の知人にも、ウィンタースポーツを楽しんだあとに病院を受診することになった方がいます。転倒による骨折などではありません。凍傷です。

辛い言葉になりますが「耳がもげた」方もいます。

軽度の凍傷の方もいますが、壊死する程重篤な方もいるのです

ただウィンタースポーツを楽しみ、耳を守らなかっただけなのに、実際には一度の判断ミスでこのようなことは起こるのです。

コロナ禍でストレスがかかる毎日だからこそ、しっかり対策をして、ウィンタースポーツを楽しんでくださいね。

漢方薬と西洋薬の違い

2023年 1月 15日 日曜日

皆さんは漢方薬をご服用されたことはありますか?

今では「風邪をひいたらいつも葛根湯をのむ!」という方がいらっしゃるくらい、

漢方薬が身近になりました。

 

今回は、漢方薬西洋薬とはどう違うのかをお話していこうと思います。

 

漢方薬には、様々な効能を持つ複数の生薬が組み合わされています。

生薬を組み合わせることで、より効果を増強したり、毒性を軽減するといわれており、

服用することで多くの症状に効果を発揮します。

人それぞれの体質や症状に合わせて生薬を配合しているため、

同じ症状の場合でも違う漢方薬が処方されることがあります。

 

一方、西洋薬原則的に単一の成分でつくられています。

症状や病気に対して薬を選ぶため、その症状や病気をピンポイントに改善します。

即効性があるものが多いです。

 

具体例を挙げてみます。

風邪をひき、発熱や咳がでている場合だと、

西洋薬であれば、解熱薬、鎮咳薬や痰切りの薬、場合によっては抗菌薬など

複数の薬が処方されることが多いと思います。

市販薬であれば、複数の有効成分が入っているものもありますね

 

漢方薬は、風邪のひきはじめなのか、慢性化しているのか、

咳は痰がからんだ咳なのか、乾いた咳なのか、汗が出ているかどうか、などの症状や

風邪になる前の、元々の体力はある方かどうかなどの体質から

処方する漢方薬を1つまたは2つ選びます。

 

風邪のひきはじめで発熱があり、元々の体力があった方であれば「葛根湯」、

発熱が高い場合は「麻黄湯

風邪が治りかけているが、まだ微熱や咳が続いている場合は「麦門冬湯

熱はかなり落ち着いているが体力が回復していない場合は「補中益気湯

など、風邪症状にきく漢方薬はたくさんあります。

 

もし、ドラッグストアなどで薬の購入に迷われた際は薬剤師等にお気軽にご相談ください。

服用忘れのおはなし

2023年 1月 1日 日曜日

長期間の服薬が必要な慢性疾患の患者さんでは

症状が安定するにしたがって、服用忘れが増えるのではないでしょうか。

 

服用忘れの対処法は薬によって様々です。

 

例1)気管支喘息の吸入薬

「2回分を1度に吸入しないでください。気付いたらすぐに1回分を吸入してください。ただし、次に吸入する時間が近い場合は1回とばして、次の時間に1回分吸入してください。」

 

例2)1週間に1回服用する骨粗しょう症の飲み薬

「飲み忘れた場合は、気付いた日の翌朝に1錠を飲んでください(飲み方はいつもと一緒です)。次からは、決められた曜日の朝に飲んでください。ただし決して2回分を一度に飲んではいけません。」

 

例3)毎食直前に服用する糖尿病の飲み薬

「決して2回分を一度に飲まないでください。飲み忘れたときは、1回とばして次の食事の直前に1回分を飲んでください。」

 

このように、服用忘れの対処法は薬によって異なります。

患者さんの中には、服用忘れ時の対処法はどれも同じと思っている方もいるかもしれません。

対処法を誤ると、治療効果が期待できないばかりか、副作用が生じるおそれもあります。

 

服用忘れの対処法は、患者向け医薬品ガイド、くすりのしおり等に記載されていますが、主治医や薬剤師に相談しておくことが何より確実です。

薬の効果を最大限高めるためにも、適切な薬の服用を続けていきましょう。

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