熱中症に気を付けよう!知っておきたい予防と対処法

2025年 7月 15日 火曜日

  

夏になると特に注意が必要な「熱中症」

実は、夏だけでなく、室内や季節を問わず発生する可能性があることをご存じでしょうか?

熱中症は、適切な予防法を知り、早めの対策を取ることで防ぐことができます。

また、万が一熱中症が疑われる場合の対処法を知っておくことも大切です。

今回のブログでは、熱中症の予防法や対処法について、簡単で役立つ情報をお届けします。

 

熱中症が発生しやすい条件

熱中症は、以下のような条件がそろうと起こりやすくなります。

  • 気温が高い
  • 湿度が高い
  • 日差しが強い

特に、体温調節が未発達な子どもや暑さに対する感覚が鈍くなりがちな高齢者は注意が必要です。

実際、熱中症患者の約半数は65歳以上と言われています。

 

熱中症の初期症状と対処法

熱中症が疑われる場合、早めの対応が非常に大切です。

特に以下の初期症状が見られたら注意しましょう。

  • めまい、立ちくらみ
  • 大量の汗、こむら返り
  • 頭痛、倦怠感、吐き気

これらの症状が現れた場合は、エアコンの効いた室内や風通しの良い日陰など、涼しい場所に移動しましょう。

その際、首や脇の下、足の付け根など、大きな血管が通る部分を冷やすことで、体温を効率的に下げることができます。

また、水分補給も欠かせません。

経口補水液やスポーツドリンクを少しずつ飲み、体内の水分と塩分を補いましょう。

 

熱中症を防ぐためのポイント

熱中症を予防するために、以下の対策を心がけましょう。

  1. 暑さを避ける工夫をする
    • 屋内ではエアコン扇風機を活用し、カーテンやすだれで日差しを遮る
    • 屋外では日傘や帽子を使い、直射日光を避ける
  2. 服装に気を付ける
    • 通気性が良く、吸湿性・速乾性に優れた衣服を選ぶ
  3. 水分補給を忘れない
    • 喉が渇く前にこまめに水分を摂取する
    • 時間を決めて補給する
  4. 暑さ指数(WBGT)をチェックする
    • 環境省の「熱中症予防情報サイト」で暑さ指数を確認(メール配信サービスあり)

これらのポイントを日常生活に取り入れることで、熱中症のリスクを減らすことができます。

暑い季節を快適に過ごすために、ぜひ実践してみてください。

 

まとめ

夏は海やプール、花火大会など楽しいイベントが盛りだくさん。

そして今年は大阪・関西万博に行かれる方も多いのではないでしょうか。

熱中症は誰にでも起こりうる身近なリスクです。

楽しい時間を最後まで満喫するためには、熱中症対策をしっかり行い、万が一の際の対処法も知っておきましょう。

 

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楽に痩せれる薬?糖尿病治療薬の適切な使用について考えよう

2025年 7月 1日 火曜日

糖尿病治療薬の一部が、近年「痩せ薬」として注目され、不適切に使用されるケースが増えています。

しかし、適切な使用方法を守らない場合、思わぬ健康被害を引き起こす可能性があります。

具体的なリスクや注意点を理解し、正しく使用することが大切です。

そこで今回は、糖尿病治療薬の1つである「GLP-1受容体作動薬」について、その特性やリスクを詳しく解説します。

 

GLP-1受容体作動薬とは

GLP-1受容体作動薬は、血糖値が高いときにインスリンの分泌を促進し、血糖値が低いときにはインスリンの分泌を促進しないという特性を持つ薬剤です。

この特性により、低血糖のリスクが比較的少ないとされています。

また、食欲を抑える作用や体重減少効果もあり、肥満を伴う糖尿病患者に特に適しているといえるでしょう。

一方で、こうした特性が注目されるあまり、糖尿病ではない方がダイエット目的で使用するケースが増えています。

医師の指導を受けずに使用した場合、重大な健康リスクを引き起こす可能性があるため、ダイエット目的での使用はやめましょう。

 

不適切な使用によるリスク

GLP-1受容体作動薬を適切に使用しない場合、以下のようなリスクが考えられます。

  1. 胃腸障害
    主な副作用として、悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良などが挙げられます。
    これらの症状が続くと、脱水状態に陥り、場合によっては急性腎不全を引き起こす可能性があります。

  2. 注射部位の皮膚症状
    皮下にGLP-1受容体作動薬を注射する場合、注射部位に痛みや赤み、腫れが生じることがあります。

 

まとめ

GLP-1受容体作動薬は、糖尿病治療において非常に有用な薬剤です。

しかし、ダイエット目的での安易な使用は健康リスクを高めるだけでなく、本来必要とする患者さんへの供給不足を招く可能性があります。

薬剤の適切な使用は、患者さん自身の健康を守るだけでなく、社会全体の医療資源を守ることにも繋がります。

糖尿病治療薬の正しい知識と使用方法を理解することが重要です。

薬剤の使用については、必ず医師や薬剤師に相談し、適切な指導のもとで行うよう心がけましょう。

 

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夏場の水分補給の重要性と注意点

2025年 6月 15日 日曜日

暑い夏、気温の上昇とともに発汗量が増え、体内の水分が不足しがちです。

水分不足は脱水症状を引き起こし、熱中症や脳梗塞、心筋梗塞といった深刻な健康リスクを高めます。

特に薬を服用している方は、薬の影響で脱水リスクが高まる場合があるため、注意が必要です。

この記事では、薬剤が水分バランスに与える影響や適切な水分補給のポインについて詳しく解説します。

夏を健康に乗り切るためのヒントにしてください!

 

薬剤が水分バランスに及ぼす影響

利尿作用がある薬

・利尿剤:ナトリウムと水分の排泄を促進。

・SGLT2害薬:尿量を増やす。

体温調節に影響を与える薬

・甲状腺ホルモン薬:代謝を上げ、発汗を促す。

・抗精神病薬の一部:体温調節に影響し、熱中症リスクを上げる。

 

水分補給は「水+塩分・ミネラル」を意識

水分不足時に水だけを大量に摂取すると、血液中のナトリウム濃度が低下し、低ナトリウム血症を引き起こす可能性あります。

低ナトリウム血症になると、頭痛や吐き気、痙攣などの症状が現れ、重症化すると意識障害につながることもあり、大変危険です。

適切な水分補給を行うためには、以下のポイントを押さえましょう。

 

<適切な水分補給のポイント>

・スポーツドリンクや経口補水液を活用(ナトリウム、カリウムの補給)

・塩タブレットや塩飴の摂取(汗で失われた塩分を補う)

・食事でミネラルを補う(味噌汁、梅干し、漬物など)

 

水分・塩分制限がある方の注意点

心不全や腎疾患、高血圧などで水分や塩分の摂取制限がある方は、医師の指示に従いながら慎重に水分補給を行うことが重要です。

過剰な水分摂取は体に負担をかける可能性があるため、必要最低限の水分で脱水を防ぐ工夫が求められます。

また、これらの疾患をお持ちの方は塩分摂取にも制限がある場合が多いため、スポーツドリンクや塩飴などを無制限に摂取することは避け、食事内容や体調に応じて適量を調整することが大切です。

医師と相談しながら、自身に合った水分・電解質のバランスを保つ方法を見つけ、健康的に夏を乗り切りましょう。

 

まとめ

夏場の水分補給では、水だけではなく塩分やミネラルも意識的に摂取することが重要です。特に、利尿剤やSGLT2阻害薬を服用している人は脱水リスクが高いため、こまめな水分補給で夏を健康に過ごしましょう。

 

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