ジェネリック医薬品について
2025年 2月 15日 土曜日
薬局や病院に行くと「ジェネリック医薬品」という言葉をよく耳にすると思います。
今回は「ジェネリック医薬品」についてのお話です。
お薬の種類
お薬は大きく分けて2つの種類があります。
医療用医薬品 | 医師の処方箋が必要なお薬です。病院や診療所で処方されます。 |
一般用医薬品(OTC医薬品) | 薬局や薬店で購入できるお薬で、処方箋は不要です。 |
さらに、医療用医薬品は以下の2種類に分類されます。
新薬(先発医薬品) | 長い研究開発期間を経て新しい成分の有効性・安全性が確認され、国の承認を受けて販売されるお薬です。 |
ジェネリック医薬品(後発医薬品) | 新薬と同じ有効成分を持つお薬で、新薬の特許期間が満了した後に製造・販売されます。 |
新薬とジェネリック医薬品の違い
新薬(先発医薬品)は、長い研究開発期間をかけて新しい成分の有効性・安全性が確認された後、国の承認を受けて発売される医療用医薬品です。
ただし、新薬を開発した製薬企業には販売後も一定の期間(再審査期間)、有効性、安全性について確認することが義務付けられています。
一方、ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、新薬の特許期間が満了した後に製造・販売される医薬品です。
ジェネリック医薬品を製造する際には、厚生労働省の製造販売承認が必要となり、承認を得るためには、先発医薬品と同じ有効成分であることを科学的に証明する資料が求められます。
また、先発医薬品と異なる添加剤を使用する場合も、有効性や安全性に影響がないことを示さなければなりません。
ジェネリック医薬品が安い理由
ジェネリック医薬品の価格が新薬に比べて低く設定されている理由は、研究開発費が大幅に抑えられるためです。
新薬の開発には、有効成分の探索や安全性・有効性の確認に長い時間と莫大な費用がかかります。
一方、ジェネリック医薬品は、新薬の医療現場での使用経験や情報をもとに効率的に開発されるため、低価格で提供することが可能です。
まとめ
ジェネリック医薬品は、医療費の負担軽減や患者さんの選択肢を広げる重要な役割を果たしています。
ぜひ、正しい知識を持って活用してみてください。
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Posted by pharmacist008.
カテゴリー: コラム