在宅医療のおはなし

2017年 12月 15日 金曜日

今、日本では高齢者が増えています。そのため、在宅医療を行っている薬局も増えてきています。

在宅医療とは、医療従事者が患者さんの家や老人ホームなどを訪れ医療を行うというものです。医師、看護師、薬剤師、介護士やケアマネージャーが連携し、それぞれの人たちが一人の患者さんのために医療を行っていきます。ケアマネージャーの主な役割は介護が必要な人に対して、どのような介護プランが必要かなどを考え、その人に合ったケアプランを作成したり、介護サービスの調整・管理を行うことです。

 

実際に、在宅医療において、薬局の薬剤師がどんなことをするかというと、まず、医師が交付した処方箋をもとに、薬局でその人に合った方法で一包化などを行います。一包化とは、複数のお薬を、朝・昼・夜などの飲むタイミングに合わせて、まとめてパッケージ化することです。次にその薬を患者さんのご自宅に持って行き、その患者さんが薬を飲み忘れたりしないように、お薬カレンダーなどにセットします。その時に患者さんやそのご家族に話を聞き、薬についての話や、生活について困っていることなどを伺います。そして、患者さんから伺ったことをまとめ、医師とケアマネージャーにレポートを提出する、という流れになります。医師やケアマネージャーがレポートを読むことでその患者さんに合った医療を提供することができます。

患者さん宅に行った時には、前回の薬がどのくらい残っているかを確認して飲み忘れの確認をし、残薬をしっかりと調整し減らす仕事もしています。2週間に一回ほどの頻度で患者さん宅に訪れ、飲み忘れがないか等を確認していきます。

 

状況によっては、「今まで飲んできた薬が喉に絡んで飲みにくい」などと言われることもあり、粉の薬を錠剤に変更することを医師に提案したりすることもあります。また、薬の副作用が出てきているのを発見し、その服用量調整や、副作用を抑える薬の提案を医師にしたりすることもあります。

介護と医療の結びつきを助けるのも在宅医療で薬剤師が担っている役割かもしれません。