静電気について

2023年 2月 15日 水曜日

寒くなってきた時期に気になりませんか?

バチバチっと痛いあの静電気。     

 

今回は静電気についてです。  

 

 

世の中にあるものは全て小さな原子から成っていて、プラスとマイナスの電荷を持っています。通常はプラスとマイナスの電気量が釣り合った状態で、バランスの良い状態です。(つまり、「電気的に中性な状態」=「電気を帯びていない状態」)

 

しかし、摩擦などがきっかけでこすれあっている2つの物体の一方からもう一方に電子が移動することでバランスを崩し、静電気が発生します。この状態を帯電しているといいます。

 

通常、体にたまった静電気は、日常生活の中で知らないうちに少しずつ放電されていきます。

 

 

水は電気を通しやすいため、空気中の水分が多ければ多いほど放電が進みます。

よって、湿度の高い夏には空気中の水分を通して静電気は自然と放電されます。

 

しかし乾燥して空気中の水分が少ないため、静電気が放電されにくくなり、どんどん体にたまっていきます。

だから静電気は寒い時期に起きやすいんですね。

 

ちなみに…静電気は、湿度20%以下、気温20℃以下になると発生しやすくなるようです。

 

 

ここで冬を快適に過ごすためのポイントです!

 

◇加湿器など使用し、適切な湿度を保つ

空気中の水分を増やしましょう。

 

肌の乾燥を防ぐ

保湿剤をしっかり使いましょう。

熱いお湯につかる、長時間の入浴を避けましょう。

 

静電気防止スプレー(成分:界面活性剤)や柔軟剤を利用する

疎水基が摩擦を減らし(静電気の発生を減らす)、親水基が空気中の水分子を吸い寄せます(発生した静電気を逃がす)。

 

◇吸湿性が高い天然繊維のものを身に着ける

化学繊維は吸湿性が低いため、電気を逃さず、静電気がたまりやすくなります。

 

 

 

また一般的に、帯電しているものには空気中の微粒子がくっつきやすくなります

微粒子も帯電しているので、電気を帯びたものに引き寄せられるのです。

ホコリや花粉、ウイルスなども吸い寄せられることになってしまいます。

 

 

花粉やウイルスを引き寄せないためにも、静電気防止対策をしっかりして、快適な冬を過ごしましょう!

メディカルコミュニケーター
メディカルコミュニケーター

公式Facebook

検索

カレンダー

2024年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

最近の投稿

カテゴリー