蜂刺されのおはなし

2024年 5月 1日 水曜日

蜂刺されは2回目が危険」そんな言葉を耳にしたことはありませんか?

蜂刺されにはアレルギー反応が深く関わっています。

アレルギー反応とは、抗原(アレルギーの原因物質)が体内に侵入されることで引き起こされる免疫反応の一つです。

 

アレルギー反応はいくつか種類があります。

蜂毒に関係しているⅠ型アレルギーは、体内のIgE抗体に抗原が結合して引き起こされる反応です。

IgE抗体に抗原が結合すると、体内でヒスタミンロイコトリエンという物質が放出され、痒みやくしゃみなどのアレルギー反応が現れます。(ちなみに、鼻水やくしゃみに悩まされる花粉症もⅠ型アレルギーが関係しています。)

IgE抗体は体に侵入した異物に対して生成されるため、蜂刺されは2回目以降の方が危険と言われているのです。

アレルギー反応の症状は人によって個人差がありますが、中には意識を失うなど重篤なアナフィラキシーショックを起こすこともあります。

蜂毒に限らず、自分がどんなアレルギーを持っているのか検査ができる病院があります。

気になる方は相談してみてください。

 

蜂の巣は軒下室外機など、雨や風の影響が少ない場所に作られやすいです。

家のベランダなどで何度も蜂が出た時は、蜂の巣がないか注意してみると良いかもしれません。

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