かくれ脱水症状のおはなし

2021年 1月 15日 金曜日

毎日寒い日が続きますが体調など崩されていませんでしょうか。

今回は冬にこそ注意していただきたい脱水症状についてお伝えしたいと思います。脱水症状と聞くと夏のイメージが強いかと思いますが冬は外気が乾燥しているうえ、暖房器具によって室内の乾燥もすすみ、体の中の水分が失われていきやすい状態になっています。今回テーマで取り上げるかくれ脱水とは本人も周囲も気がつかないまま脱水状態になることを言います。

 

かくれ脱水の前兆

*手先等、肌、口の中が乾燥している

*口の中に粘り感があり、食べ物を飲み込みづらい

*便秘気味になる

*爪を押すと、すぐに元々の爪の色に戻らない

 

これらの症状があるときは脱水症状につながるかくれ脱水を起こしている可能性があります。

 

主な対策

  1. こまめな水分補給のどが渇いたと感じたときには既に脱水症状が始まっているといっても過言ではありません。特に夜中は脱水症状がおきやすいので寝る前に水を一杯飲むだけでも脱水予防が期待できます。
  2. 乾燥を防ぐ為に保湿を心がける:加湿器を使用したり、濡れたバスタオルなどを部屋干ししておくと効果が期待できます。

隠れ脱水を起こしてしまったら

気がついた時点ですぐに水分や電解質の補給が必要です。特に、経口補水液(体に必要な糖分・ナトリウム等の電解質が水分を吸収しやすいように調整された飲み物)を摂取するのが理想的です。

 

寒くて汗をかきにくい冬に脱水?とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんがそんな冬こそ注意が必要です。冬だからと油断せずにこまめに水を飲むようにして「かくれ脱水」にならないようにしっかり予防するようにしてくださいね。

 

 

 

あけましておめでとうございます。

2021年 1月 1日 金曜日

謹んで新年のお慶びを申し上げます 旧年中は格別のお引立を賜わり厚くお礼申し上げます。

本年もより一層サービス向上に尽力してまいりますので、昨年同様の引き立てを賜わりますようお願い申し上げます。

令和3年 元旦

バイオ医薬品のおはなし

2020年 12月 15日 火曜日

最近よく「バイオテクノロジー」という言葉を耳にしませんか?

バイオテクノロジーとは、生物の持っている働きを農業や環境など暮らしに役立てる技術を言います。

そしてバイオ医薬品とは、バイオテクノロジーを応用して医薬品生産に役立てたものです。

 

一般的に普段私達が風邪の時や花粉症の時にドラッグストアなどで購入する薬は、低分子医薬品と言われ比較的単純な構造をした医薬品です。たとえば高校の有機化学で習ったこともあるでしょうアスピリンなどがあります。

一方でバイオ医薬品とは、ウイルスやバクテリアなどの生物から産生される物質(ホルモン、酵素、抗体等)を利用して作られたものであり、低分子医薬品に比べて分子が大きく構造が複雑です。

 

 

 

バイオ医薬品は人が自然に産生する分子の構造に似ているので、多くの病気に高い治療効果があると同時に、病気の診断にも役立ちます。また、低分子医薬品では改善の見られなかった病気の治療にも効果があることが証明されています。バイオ医薬品の恩恵により、世界中で3億5千万人以上の患者がより健康的な生活を送ることができるようになっています。

 

過去30年間、バイオ医薬品における医学的進歩によりガン、糖尿病、C型肝炎、慢性腎不全のような多くの慢性疾患だけでなく、血友病、発育不全、クローン病などのまれな疾患も治療対象となってきました。主要なバイオ医薬品を紹介していきたいと思います。

 

(1)ヒト・インスリン(糖尿病)

1982年に、培養した大腸菌から組み替えDNA技術によってヒト・インスリンを作り出すことに成功しました。これが最初に承認されたバイオ医薬品です。今日でも多くの糖尿病患者が治療に使っています

 

(2)抗CD20、抗HER2、IL-2、インターフェロン、PD-L1(ガン)

ガンに使うバイオ医薬品は近年一気に増加し続けており、ガン治療をする上で欠かせない存在になってきました。ガンがもつ特殊なタンパク質を標的として結合することで、ガンの増殖を抑えたり本来身体に備わっている免疫機能を回復させたりする働きをしています。