くすりとサプリメントの飲み合わせのおはなし

2018年 4月 15日 日曜日

体調に不良があると、それを治すために一般的には多くの方が「くすり」を服用します。体調不良を自覚していない状態でも、健康診断などで指摘を受けるなどのきっかけで、くすりの服用を始める方もいらっしゃると思います。

しかし、これからは日々の蓄積で起こる「生活習慣病」をご自身で防いでいき、健康寿命を延ばしていく時代です。そんなときに役に立つのがサプリメントです。

 

 

サプリメントと簡単に言っても、成分や価格、製造販売メーカーなどたくさんの種類があり、自分には何のサプリメントが合っているんだろうと迷われる方もいらっしゃると思います。本日はサプリメントを始めるときに、少しでも参考になる情報をお伝えできればと思います。

 

 

 

今回は、生活習慣病予防の観点から、肥満予防に特化した情報をお伝えします。

肥満が気になる方・予防したい方におすすめの成分が「キトサン」「ブラックジンジャー」の2つの成分です。

キトサンは、カニ・エビなどの甲殻類由来の動物性食物繊維で、ダイエット目的のサプリメントによく配合されている成分です。「コレステロールが高めの方に適した食品」として特定保健用食品(トクホ)で認められており、食事で摂りすぎた脂質や塩分の吸収を抑え、血中中性脂肪値の上昇を抑えてくれます。甲殻類のアレルギーのある方は注意が必要ですので、医師や薬剤師等に相談するようにしてください。

一方のブラックジンジャーですが、こちらは脂肪燃焼効果があると言われています。特徴的なのが、代謝そのものを高めてくれることです。ただ運動するよりも、ブラックジンジャーの入ったサプリを摂ってから運動することで、脂肪の燃焼効果がより高まります。

 

こういった成分のサプリメントを摂ることで、健康な状態を長く維持できると良いですね。ご自身の体質と合うかどうか不安な方は、各メーカーのサプリメント相談室に相談してみてくださいね。

漢方的「血(けつ)」を増やすおはなし

2018年 4月 1日 日曜日

貧血じゃないのに、めまいがする、ふらふらする、たちくらみ、動悸、息切れがするなどありませんか?

実は、漢方では「血(けつ)」が足りない=血虚という考え方があります。

この血とは、漢方の考え方で気血水論からきているものです。

 

 

 

 

 

まず、気血水論とは、漢方では体を構成する成分をこの3つに分けて考えます。

「気」は、元気の気、エネルギー、精神力、精力のことをひっくるめていいます。気が不足すると、元気が出なかったり、疲れやすくなります。

「血」は、血液だけでなく、体に必要な栄養分や潤いを臓器や皮膚などに与え、血流をよくするもののことです。

血が不足すると、肌が乾燥したり、冷え、抜け毛、白髪、めまい、動悸、不眠、息切れ、落ち込みやすい、婦人科の不調などを起こします。

「水」は、「血」以外の体を潤す体液全般のことを言います。

水毒といって、水の汚れがたまると、むくみ、たんや鼻水が出やすい、低気圧の頭痛などを起こします。

 

西洋医学の貧血と、漢方の血虚は、いずれも血液を関しますが、前者は血液の成分のこと、特に血液中の鉄分の割合の低下のことを言い、後者は成分ではなく、体の血液量全体のことを言います。

そのため、貧血じゃない(=鉄不足じゃない)状態でも、血液の全体量が足りないと、上記のようなたちくらみ、めまいなどが起こります。

 

 

「血」は、目を酷使すると消耗すると漢方では考えています。特にパソコンやスマホが普及した昨今、現代人は「血(けつ)」が不足しがちな状況です。

そのため、いかに消耗を抑え、いかに補給していくかが大事になります。

漢方は、薬に頼るだけでなく、日々の生活、食事などで対応することもできます。

血を増やしていく食材としては、クコの実、ナツメといった漢方素材から、黒豆、黒ゴマ、海藻類、ドライフルーツ、赤身の肉や魚がいいです。

これらを日々取り入れることで、血を増やしていくことができると漢方では考えます。

ドーピングのおはなし

2018年 3月 15日 木曜日

平昌オリンピックも終わり、2020年の東京オリンピックも近づいてきましたね。

スポーツと薬ということで、今回はドーピングの話をしたいと思います。

クリックすると新しいウィンドウで開きます

ドーピングとは簡単に言うと、スポーツで好成績を出すために薬を服用することです。

もちろんドーピングになるとわかっていながら薬を服用するのはいけませんが、偶然服用した風邪薬などで起こる“うっかりドーピング”も多いのが現状です。

 

なおドーピング検査は大きな大会でのみ実施されます。

(例)海外の国際大会、国内だと国体が該当

 

それでは具体的な禁止薬をいくつか紹介します。

もちろん、これらは一例であるため、詳細はドーピング機構などにご確認ください。

 

1)蛋白同化男性化ステロイド薬(AAS)

ダナゾール、メチルテストステロン、メテノロン、ナンドロロンなど

これらは筋肉増加作用があるため禁止されています。

 

2)ベータ2作動薬

クレンブテロール、ツロブテロール、プロカテロールなど

これらは交感神経興奮作用や一部蛋白同化作用を含むため禁止されています。

ただし、サルメテロール、サルベタモール、ホルモテロールの吸入薬は範囲内の使用であれば禁止にはなりません。

ベータ2作動薬は喘息の患者様によく使う薬ですし、風邪で使われることも多いです。

試合前に風邪を引いてうっかりベータ2作動薬を使用してしまうことがあります。

 

3)利尿薬

利尿薬は水分を排泄することで体重を減量できることと、尿量を増加させて薬物の尿中濃度を下げて禁止物質を検出されにくくするため禁止されています。

最近では降圧剤と利尿薬の合剤が多数販売されているので注意が必要です。

 

4)ベータ遮断薬

ベータ遮断薬は心拍数、心拍出量低下などで不整脈や狭心症に使われます。

これらは運動やストレス状態のときに強い影響を与えることと、本態性振戦や全身性の不安障害の治療薬にも使われます。以上のことから1点集中が必要な競技や恐怖心が生じる競技で禁止されています。

(例)アーチェリー、射撃、スキージャンプ、ゴルフなど

 

また市販薬でもメチルエフェドリンや麻黄が入っている薬は禁止です。

メチルエフェドリンに関しては市販されている鎮咳薬の約70%に含有されているといわれています。

 

このように身近にドーピングに関わる薬はたくさんあります。

スポーツ選手はうっかりドーピングには注意して活躍してほしいと思います。