秋刀魚には大根おろし!

2023年 9月 15日 金曜日

処暑を過ぎても暑さが続いていますが、夜になると秋の虫の声も聴こえるようになってきましたね。

秋の味覚と聞いて、様々な食材が浮かんでくると思いますが、
「秋刀魚」を思い浮かべる方も少なくないと思います。

   

熱々の秋刀魚に大根おろしを添えていただくとより一層おいしくなります。

ところでこの大根おろしですが、秋刀魚と一緒にいただくことで秋刀魚のうまみが引き立つだけではなく、体に嬉しい効果も期待できるのです。

 

 秋刀魚はが乗っているのが旨味でもありますが、胃もたれを起こしてしまう場合もあります。

大根には、ジアスターゼ(炭水化物を分解する酵素)プロテアーゼ(たんぱく質を分解する酵素)リパーゼ(脂肪を分解する酵素)などの消化酵素が含まれていますので、秋刀魚と一緒に召し上がることで秋刀魚の脂による胃もたれを緩和することが期待できます。

また、魚や肉などの焦げた部分には、発がん性が懸念される物質が含まれていますが、アミラーゼはこれらの物質を分解できる酵素でもあります。

 秋刀魚や鯖など青魚にはω-3系脂肪酸であるDHAEPAが多く含まれていることが知られています。DHAやEPAは血液をサラサラにし、中性脂肪やコレステロール値を下げる効果が期待できると言われています。

しかし、このDHAやEPAは酸素により酸化しやすい性質があります。
大根に含まれるビタミンCは強い抗酸化作用(酸化をしにくくする作用)があるため、秋刀魚と一緒に食べることで酸化によるDHAやEPAの劣化を防ぐことができるのです。

今では大衆魚として親しまれている秋刀魚ですが、江戸時代初期までは、その脂の強さからあまり好まれていなかったようです。


しかし、江戸の人口急増や飢餓による食糧危機に直面し、安く手に入るが脂っこい秋刀魚を何とか食べられないか思考を巡らせたところ、天ぷらに大根おろしを添えて食べていたところからヒントを得たようです。

毎年9月~10月に旬を迎える秋刀魚、皆さんも是非大根おろしと一緒に食べてみてください♪

 

秋の花粉症のはなし

2023年 9月 1日 金曜日

花粉症ときくと、スギやヒノキなどが原因で引き起こされる春の花粉症のイメージが強いですが、秋に花粉症になる人もいます。

「毎年秋になるとなぜか鼻水が出てくる!?」という方は、もしかすると秋の花粉症かもしれません。

秋の花粉症の特徴対策について紹介します。

【原因となる花粉】

草本植物由来の花粉がメインです。

スギやヒノキといった木本植物の花粉に比べると飛散距離は数メートルとさほど長くありませんが、身近なところに存在しているため、知らない間に花粉を浴びてしまうおそれがあります。

原因として多いのは以下の植物の花粉です。

・カモガヤ(イネ科)

・ブタクサ(キク科)※日本で初めて報告された花粉症はブタクサ花粉症でした!

・ヨモギ(キク科)

・カナムグラ(アサ科)

【時期】

・花粉が飛散する期間は8月~10月。

・ピークは9月

・地域によってはブタクサの花粉が12月頃まで飛ぶこともあります。

 

【症状】

秋の花粉症の代表的な症状は、春の花粉症と同様、何度も繰り返す「くしゃみ」

透明でサラサラとした「鼻水」、呼吸が苦しい「鼻づまり」の3つです。

【対策】

春の花粉症対策に通ずるものが多いです。

<花粉に近づかない>
・公園や草原のほか、庭の雑草として生えることもあるので、
   写真等で葉の形状などを記憶し、花が咲く前に除草する。

<家に花粉を入れない>
・花粉の付着しにくい素材(綿、ポリエステルなど凹凸の少ない生地)の服を着る。
・帰宅時に玄関前で花粉を払う。

<体内に花粉を入れない>
・マスクや花粉症用ゴーグルを着用する。
・帰宅後に洗顔、うがいをする。
・掃除を徹底する。
・空気清浄機を置く。

<正常な免疫機能を保つ>
・睡眠をよくとる。
・規則正しい生活習慣を身につける。

<鼻の粘膜を正常に保つ>
・飲酒、喫煙を控える。
・風邪をひかない。

 

【最後に】

以上、秋の花粉症について紹介しました。

風邪や通年性アレルギー性鼻炎との鑑別は難しいので、毎年決まった時期に鼻水やくしゃみ、のどの痛みなどの症状が出る人は、病院の受診やアレルギー検査をおすすめします。

ブルーベリーの旬がきた!

2023年 8月 15日 火曜日

今回は今が旬のブルーベリーのお話です。

   

 

皆さんはブルーベリーは好きですか?

パンやケーキに入っていたり、ヨーグルトにトッピングしたり、見た目も可愛く美味しいですよね。

わたしもぷちっとした食感と甘酸っぱさで、ブルーベリーが大好きです。

 

そんなブルーベリーですが、国内産収穫期は、6~8月と言われています。まさに今が旬!

旬の時期の果物はおいしいだけではなく、栄養素も豊富だと言われています。

 

今回はブルーベリーの栄養素についてお話したいと思います。

 

ブルーベリーは100g約50kcalと非常に低カロリーな果物です。

栄養素としては目の健康維持に効果が期待できる栄養素のアントシアニンが豊富に含まれており、ビタミンCや食物繊維、生の果物で含有されているのは珍しい美のビタミンともいわれるビタミンEも含まれています。

アントシアニンやビタミンや食物繊維を豊富に含むブルーベリーは、日差しの強いこの時期にぴったりの果物と言えるかもしれません。

 

 

そんな旬のブルーベリーですが、なんと国内では東京都が上位の産地です。

8月現在、都内各地のブルーベリー園でブルーベリーの摘み取り体験が行われています。

先日わたしもブルーベリーの摘み取りをしてきたのですが、わたしは4人で2kgのブルーベリーを収穫してきました!その日のトップ収穫量とのことでした。

冷凍保存も可能とのことなので、冷凍して毎日少しずつ食べたいと思っています。

 

ブルーベリーが旬の今、ぜひブルーベリーを生活に取り入れて健康生活を目指してみてください。