感染症の感染経路はどこから?

2023年 3月 1日 水曜日

2023年3月13日からマスク着用が個人の判断となりますね。

 

新型コロナウイルスの流行により、一般の方の感染症予防への意識が高くなりましたが、改めてよく耳にする感染症の主な感染経路はどこからなのか、振り返ってみたいと思います。

 

飛沫感染

飛沫を介した感染経路です。

咳やくしゃみや会話等の際に、口や鼻から病原体を含むしぶきを吸い込むことで感染します。飛沫は1m程度で落下します。

 

主な原因菌・ウイルス:新型コロナウイルス(エアロゾル感染もあり)・インフルエンザウイルス・RSウイルス、アデノウイルスなど

 

空気感染

空気中の塵や飛沫核(直径5µm以下)を介した感染経路です。

咳やくしゃみ、会話等の際に、口や鼻から飛散した病原体が、感染性を保ったまま空気の流れによって拡散し、それを吸い込むことによって感染します。

 

主な原因菌・ウイルス:結核菌、麻疹ウイルス、水痘ウイルス

 

 

接触感染

感染している人との接触(直接接触)や感染している人触れた物、病原体を含む分泌物排泄物などとの接触(間接接触)により感染します。

主な原因菌・ウイルス:ノロウイルス、ロタウイルス、腸管出血性大腸菌、白癬菌など

 

いかがでしたでしょうか?

今後も感染症の流行時には会話時の距離感、手指消毒や十分な換気、時と場合に応じてマスクの着用などは必要かもしれませんね。

静電気について

2023年 2月 15日 水曜日

寒くなってきた時期に気になりませんか?

バチバチっと痛いあの静電気。     

 

今回は静電気についてです。  

 

 

世の中にあるものは全て小さな原子から成っていて、プラスとマイナスの電荷を持っています。通常はプラスとマイナスの電気量が釣り合った状態で、バランスの良い状態です。(つまり、「電気的に中性な状態」=「電気を帯びていない状態」)

 

しかし、摩擦などがきっかけでこすれあっている2つの物体の一方からもう一方に電子が移動することでバランスを崩し、静電気が発生します。この状態を帯電しているといいます。

 

通常、体にたまった静電気は、日常生活の中で知らないうちに少しずつ放電されていきます。

 

 

水は電気を通しやすいため、空気中の水分が多ければ多いほど放電が進みます。

よって、湿度の高い夏には空気中の水分を通して静電気は自然と放電されます。

 

しかし乾燥して空気中の水分が少ないため、静電気が放電されにくくなり、どんどん体にたまっていきます。

だから静電気は寒い時期に起きやすいんですね。

 

ちなみに…静電気は、湿度20%以下、気温20℃以下になると発生しやすくなるようです。

 

 

ここで冬を快適に過ごすためのポイントです!

 

◇加湿器など使用し、適切な湿度を保つ

空気中の水分を増やしましょう。

 

肌の乾燥を防ぐ

保湿剤をしっかり使いましょう。

熱いお湯につかる、長時間の入浴を避けましょう。

 

静電気防止スプレー(成分:界面活性剤)や柔軟剤を利用する

疎水基が摩擦を減らし(静電気の発生を減らす)、親水基が空気中の水分子を吸い寄せます(発生した静電気を逃がす)。

 

◇吸湿性が高い天然繊維のものを身に着ける

化学繊維は吸湿性が低いため、電気を逃さず、静電気がたまりやすくなります。

 

 

 

また一般的に、帯電しているものには空気中の微粒子がくっつきやすくなります

微粒子も帯電しているので、電気を帯びたものに引き寄せられるのです。

ホコリや花粉、ウイルスなども吸い寄せられることになってしまいます。

 

 

花粉やウイルスを引き寄せないためにも、静電気防止対策をしっかりして、快適な冬を過ごしましょう!

ウィンタースポーツを楽しむには

2023年 2月 1日 水曜日

みなさまは冬にスノーボードやスキーをされますか?

コロナ禍で、去年はできなかったものの、ワクチンが普及した今は久々に遠出して冬山に行くことを楽しみにしている方もいるのではないでしょうか。 

                         久々に新調したウエアや長年使用しているお気に入りのボードの手入れや準備をしているだけでわくわくしてきますよね。

その準備で絶対に忘れてはいけないのが、「耳を守る」グッズです耳当て付きの帽子や、イヤーガードは髪形が崩れてしまうこともあり、天気の良い日は身に付けたくないこともあると思います。

ただ、冬山は天気がよく暖かく感じる日でも、実は気温が低いことが多々あります。パウダースノーの北海道の昼間では体感よりも気温が低いことがよくあります。

帽子をかぶらず、冬山で太陽を浴びたい!よく分かります。             
でも、冬山では絶対に耳をガードしてください
私の知人にも、ウィンタースポーツを楽しんだあとに病院を受診することになった方がいます。転倒による骨折などではありません。凍傷です。

辛い言葉になりますが「耳がもげた」方もいます。

軽度の凍傷の方もいますが、壊死する程重篤な方もいるのです

ただウィンタースポーツを楽しみ、耳を守らなかっただけなのに、実際には一度の判断ミスでこのようなことは起こるのです。

コロナ禍でストレスがかかる毎日だからこそ、しっかり対策をして、ウィンタースポーツを楽しんでくださいね。

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