インフルエンザのはなし

2013年 1月 15日 火曜日

今年もインフルエンザの季節が到来しました。皆様は、予防接種は済ませられましたでしょうか??

インフルエンザワクチンは、接種してから実際に効果を発揮するまでに2週間ほどかかります。
インフルエンザの流行シーズンは12月から3月。高齢者やお子さん、妊婦さん、
持病のある方が発症すると重症化しやすいので特に注意が必要です。
また、受験生の方なども、まだ受けておられない方は早めの接種をお勧めします

「以前受けたことがあるから(インフルエンザにかかったから)今年は受けなくても良い。」
思われる方がおられるかもしれませんが、ワクチンの効果が持続する期間は一般的には5カ月ほど。
また、流行するウイルスの型も変わるので、毎年定期的に接種することが望まれます。
そして、日ごろからうがい手洗いを心がけ、栄養と睡眠を十分にとり抵抗力を高めておくことが有効です。

それでもかかってしまったときには、早めに医療機関を受診しましょう。
インフルエンザに使われる薬は、体内でインフルエンザウイルスの増殖を抑えます。
早めに治療を行うほど、症状が軽く、期間も短くなります。

また、まわりの方にうつさないことも重要です。一般的にインフルエンザ発症前と発症してから3~7日間はウイルスを排出するといわれています。
排出されるウイルス量は解熱とともに減少しますが、解熱後もウイルスを排出するといわれています。
排出期間の長さには個人差がありますが、咳・くしゃみなどの症状が続いている場合には、不職布製マスクをするなど、周囲の方へ配慮しましょう。

インフルエンザはかぜと違い、38℃以上の発熱咳、のどの痛み。全身の倦怠感や関節の
痛みなどの全身症状を伴います。

私自身は、シーズン中、日に何十人もインフルエンザの患者様に接していたせいか、毎年予防接種を受けていても、ほぼ毎年かかっていました。患者様の立場を理解して服薬指導できたかもしれませんが、その症状はとても辛いものでした。
やはりかからないのが一番。皆様、まずは予防をしっかり行いましょう!!

あけましておめでとうございます!!のはなし

2013年 1月 3日 木曜日

新年明けましておめでとうございます

今年も皆さんに役に立つくすりのはなしや薬剤師のこぼれ話を引き続きお伝えしていきたいと思います。

たまにはくすりから離れてBlogをお届けする事もあるかもしれませんが、

今年も薬剤師のBlog くすりのはなしをどうぞよろしくお願い致します!!

食材には性質がある!?のはなし

2012年 12月 17日 月曜日

 
このところ、急激に寒くなりましたが、皆さん体調崩されていませんか
多忙な年末年始を無事に乗り切るためにも、体調管理は大事ですよね。

その対策としては、冷えを取り除き、各器官の働きを高め、栄養を行き渡らせる必要があります。

特に冬はエネルギーを生み出す機能が低下するため、冷えや風邪が起こりやすくなります。

私も自覚症状のない【冷え性】(末端だけでなく内臓も冷えやすい体質)のため、気づくと胃の調子が悪かったりしています。
そんな時は自分でお灸をすることもありますし、ひどい時には鍼灸院に行ったりもします。

もちろん、ひどくならないように普段から食事の内容に気をつけています。
特に以下のものは注意しています。
・冷たいものは摂らない
・刺激物は控える
・旬の食材を温めて摂る

突然ですが、皆さん、食材には性質があるのをご存知でしょうか。

これは、中医学の理論に従った考え方なのですが、
食材や漢方薬には ・ 平 ・ 』(五性) の性質があります。

文字通り、冷えが気になる方は陽性(熱・温)の食材を摂ることが望ましいのです。
食材の例としては・・・

: 唐辛子、山椒、胡椒、シナモンなど
: 生姜、紫蘇、ニンニク、ニラ、タマネギ、玄米、杏、蕪、棗など

ただし、ひとつの(熱・温性の)食材をまとめて大量に摂ると、一時的に体が熱くなり、
その反動が体の負担となる場合もあります。
お薬だけでなく、食材も摂り過ぎはいよくないですね。偏りも良くないですね。

なお、 とは、冷やしすぎず、温め過ぎない穏やかな性質をもつ食材です。
体質によらないため、病後など体力が低下している時・もともと体力がない人には良いと言われています。

例としては・・・

: 黒ごま、小豆、大豆、りんご、牛乳、はちみつなど

私は体調がいまいちの時は、りんごを焼いたり、煮たりして、性質を温として摂ります。
 五性は加熱調理などによって、変わることがあるのですほほぉ~

さらに、はちみつとシナモンをかけることで、温性をプラスし、体調回復を図ります。

サプリメントで栄養素を補給することは簡単ですが、
やはりバランスの良い食事から栄養素を摂取することが身体には一番です。

特に旬の食材には、その季節に必要な効果(性質)があるとも言われています。
 

忙しい時こそ、少しだけ 季節感を感じる食事

心掛けると、心にも身体にも良いのではないでしょうか。

しかし、食べすぎは良くありませんので、ほどほどにしましょう

 それでは、皆さん、元気で年末年始と厳しい冬を乗り切りましょう