脱水症状について

2023年 7月 15日 土曜日

暑くなってくるとテレビでも水分補給を促すものを見かけるようになってきます。

そこで今回は脱水症状についてお話ししたいと思います。

ヒトの体の全体重の約60%は水分でできているといわれています
(子供は70-80%、高齢者は約50%)

脱水症状は水分の摂取不足や体の中の水分が過剰に出て行ってしまうことで体の中の水分が不足し起こります。

また、脱水症状は体の中の水分だけでなくミネラルも不足している場合もあります。

 

症状としては、

・のどの渇き

・尿量の減少

・肌や口の中の乾燥

・頭痛

・まめい、たちくらみ

・吐き気など

 

といった症状が出ることがあります。

ひどい場合は意識障害などが起こることもあります。

 

脱水症状を起こさないためにもこまめに水分を摂ることを心掛けましょう。


ここで水分補給の注意点がいくつかあります。

・こまめに分けて摂る(一気に摂っても身体に吸収されずに尿として身体から出ていってしまいます)

・コーヒーやカフェインを含むお茶などは利尿作用があるので注意

また、をかいたときなどは経口補水液やスポーツ飲料などもうまく取り入れるといいですが、経口補水液は塩分などが多く含まれており、スポーツ飲料は糖分が多く含まれているので血圧が高めの方や血糖値が高い方などは摂りすぎに注意してください。

 

水分補給の目安として1日2.5リットルと言われています

この水分は食事に含まれる水分も合わせた量なので、もし水分をそのまま摂るのが難しい場合はスープお味噌汁など食事で水分を多めに取り入れるように意識してみてください。

最初でお話したように脱水症状と聞くと夏に起こると思う方が多いかと思いますが、冬にも起こる症状です。

季節に関係なくこまめに水分を摂ることを意識しましょう。

骨のお話

2023年 7月 1日 土曜日

みなさまは骨の健康を意識したことはありますか?

 

年齢に伴う、腰背部痛身長低下の原因の一つとして
骨粗鬆症によって引き起こされる、「脊椎圧迫骨折」があげられます。

 

この病気は、骨密度の低下により、じわじわとつぶれるように症状が進行するため、激しい痛みを伴わないこともあります。

なので、「いつのまにか骨折」と呼ばれることも….。

そのため、予防をすることが重要です。

   

 

骨量は20代でピークを到達した後、徐々に低下し、特に女性の場合は、50歳付近で閉経を迎えた後、急激に減少します

よって、予防をする上で、

  1. 最大骨量をできるだけ高めること
  2. 減少していく量を抑えていくこと

が大切です。

 

では、具体的な予防策をご紹介します。

 

⑴食事

【Caを多く含む食品】

牛乳・乳製品、緑黄色野菜、小魚、大豆など

【Caの吸収を助ける食品】

ビタミンDを含む食品

(サケ、サンマ、干し椎茸、キクラゲなど)

ビタミンK

(納豆、ブロッコリー)

⑵運動

適度に骨に負荷をかける運動

縄跳び、かかと落とし運動(※1)、ウォーキングなど

重力が免荷される水中運動よりも重力のかかる陸上でのウォーキングや
ジョギングなどが適しています。

 

※1 かかと落とし運動

①肩の力を抜き背筋を伸ばし足を肩幅に開いて立つ。

②両足のかかとを上げる。
(2〜3cmから始め少しずつ高くする体調や慣れに伴い高さを調節する。)

③両足のかかとを床にストンと落とす。 2、3を繰り返す。
(ふらふらする場合は椅子や壁につかまりながら行う。)

 

⑶日光浴

⑴でも記載させて頂いたように、Caの吸収を促進する栄養素として、
ビタミンDが重要です。

このビタミンDは体内でも作られており、日光(太陽光)に含まれる紫外線がビタミンDの生成に関わため、日光浴も予防として非常に有効です

【時間の目安】

夏 : 木陰で30分

冬 : 手や顔に1時間程度

 

以上が、代表的な骨量増加・維持方法になります。

夏本番へ向けて、紫外線対策はしつつも、

外に出て夏を満喫するのはいかがでしょうか!

子供の薬の飲ませ方・コツ

2023年 6月 15日 木曜日

子供にどのようにして薬を飲ませたらいいの?

飲ませようとしても吐き出してしまうなどと困ったことはありませんか?

早くよくなってほしいから、なんとか薬を飲ませたいと思いますよね。

今日は飲ませ方、工夫についてお話ししたいと思います。    

 

 薬(シロップ剤など)の飲ませ方

〇乳児・離乳食前

まだスプーンに慣れていないことが多いため、スポイトやシリンジを使う。

必要な量をカップで測り、スポイトで吸い取ります。

赤ちゃんの上体を起こした状態でスポイトを口にいれ、ほおの内側を通り、喉に流し込むように少しずつ入れます。

※舌の先に薬が触れてしまうと苦味を感じることがあるためほおの内側にいれます。

〇乳児・離乳食後

スプーンを使用します。必要な量を測り、1回で飲み込むことができる量を少しずつあげます。

乳児の場合は満腹だと薬を飲まなかったり、吐いてしまったりすることがあるので、あえて食前の空腹時に飲ませることが可能な薬もあります。

 

〇幼児期

コップを使用することが一般的ですが、全体の量が多くなると飲みきれなくなるので、加減が必要です。

お気に入りのコップを使用したり、普段使わないストロを特別に使用するなど工夫するとよいでしょう。

 薬(粉薬)と相性の良い食べ物

子供の薬は、飲みやすい味に工夫されてはいるものの、抗生剤などの中には苦味を感じる薬もあります。

粉薬との相性が良いもの、良くないものについて紹介します。

【相性の良いもの】

バニラやチョコレートのアイスクリーム、プリン、ココア

【相性の良くないもの】(苦味が増してしまうため)

オレンジジュース、ヤクルト、ヨーグルト、スポーツドリンク

※お薬により異なることがありますので薬剤師に相談しましょう。

※粉ミルクや離乳食など主食には混ぜないようにしましょう。

※好きな料理(カレーライス)などに薬を混ぜるという方もいるようですが、温かい食べ物に混ぜることで薬の効果が下がったり、料理の味が変わってしまい、食べ残してしまうこともあるので、やめた方が良いでしょう。

 

③ 飲ませるときのポイント

  一、雰囲気作り!

  二、お薬飲めたらたくさん褒める!

 

薬を飲ませなきゃっ!と思う気持ちが先走りがちですが、まずはママ、パパの笑顔

お薬を飲んでくれたらラッキーという気持ちで。

飲んでくれないときは、一度おもちゃで遊び、仕切り直し!

お薬を飲んでくれた時は、たくさん褒める

会話ができるような年齢になると、

「ばい菌さんに勝ったね。」「これでもう元気になったね。」と具体的にお話すると、子供のモチベーションもアップするでしょう。

 

子供の成長と共に、工夫を重ねる日々。

薬を頑張って服用し、元気になってほしいですね。

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