肌の調子を整えるポイント

2023年 3月 15日 水曜日

春らしい日が続いていますね。

・冬の乾燥
・3月のスギ花粉
・PM2.5

など数々の外的刺激を受けたお肌の調子はいかがでしょうか。
乾燥で水分が失われやすい上に花粉PM2.5などの刺激も加わると、春先のお肌のバリア機能は低下しがちです。

 

そんな肌荒れを治すために、お肌の細胞はターンオーバーを繰り返しています。
その周期は4〜6週間といわれていて、少しずつ新しい細胞に生まれ変わっています。

この記事を読んだ方が、気軽に日々の生活に取り入れられるような豆知識や食事をお伝えしていこうと思います。

 

①スキンケア

花粉やマスクの刺激などの影響でバリア機能が低下しているときこそ、日々のスキンケアが大切です。

日本皮膚科学会ガイドラインが推奨している洗顔回数は、1日2回です。
また、こすり洗いは肌のバリア機能を壊してしまいます。

洗顔の時、無意識に力が入っていたりしませんか?
少し面倒かもしれませんが、洗顔ネットで泡立てて、優しく洗顔することが大切です。
肌の潤いを保つためにも毛穴から分泌される皮脂は大切です。

しかしゴシゴシ洗いによって必要な分の皮脂まで落ちてしまいます。
皮膚の水分が失われると、最終的にはシワを呼び起こしてしまうので注意しましょう。

 

 

②ビタミン

ビタミンはお肌を整えるのに大切な役割をしています。
“どんな風に作用をしてくれるのか”
“どんな食べ物をとるといいか”

肌へのアプローチ方法などをまとめました

 

ビタミンA

≪皮膚の細胞形成に必要≫

緑黄色野菜、レバー、大葉、ひじき

 

ビタミンC

≪肌にハリをもたらすコラーゲンやその生成を助ける≫

柑橘系・酸味のある果物、芋類

 

ビタミンE

≪細胞の老化を予防≫

 かぼちゃ・アボカド・アーモンド

 

ただ、肌のターンオーバーを整えるために一番大切なことは、タンパク質・炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養素をバランスよく摂ることです。
 一つの栄養素を過剰に摂りすぎない、という点には注意しましょう。

 

③腸内環境を整え

最後に、意外と忘れがちですが腸内環境を整えることも大切です。
いくら良い栄養素を摂っても、しっかり体に取り入れるためには腸が綺麗でないといけません。

積極的に摂ると良いのは発酵食品食物繊維です。
ヨーグルトやキムチなどの発酵食品ゴボウやわかめなどの食物繊維十分な水分をとることで、腸内環境の改善に繋がります。

 

いかがでしたでしょうか。
知っていると、日々の生活に気軽に取り入れられそうなポイントを挙げてみました。
ぜひ気になったところから取り入れてみてくださいね。

感染症の感染経路はどこから?

2023年 3月 1日 水曜日

2023年3月13日からマスク着用が個人の判断となりますね。

 

新型コロナウイルスの流行により、一般の方の感染症予防への意識が高くなりましたが、改めてよく耳にする感染症の主な感染経路はどこからなのか、振り返ってみたいと思います。

 

飛沫感染

飛沫を介した感染経路です。

咳やくしゃみや会話等の際に、口や鼻から病原体を含むしぶきを吸い込むことで感染します。飛沫は1m程度で落下します。

 

主な原因菌・ウイルス:新型コロナウイルス(エアロゾル感染もあり)・インフルエンザウイルス・RSウイルス、アデノウイルスなど

 

空気感染

空気中の塵や飛沫核(直径5µm以下)を介した感染経路です。

咳やくしゃみ、会話等の際に、口や鼻から飛散した病原体が、感染性を保ったまま空気の流れによって拡散し、それを吸い込むことによって感染します。

 

主な原因菌・ウイルス:結核菌、麻疹ウイルス、水痘ウイルス

 

 

接触感染

感染している人との接触(直接接触)や感染している人触れた物、病原体を含む分泌物排泄物などとの接触(間接接触)により感染します。

主な原因菌・ウイルス:ノロウイルス、ロタウイルス、腸管出血性大腸菌、白癬菌など

 

いかがでしたでしょうか?

今後も感染症の流行時には会話時の距離感、手指消毒や十分な換気、時と場合に応じてマスクの着用などは必要かもしれませんね。

静電気について

2023年 2月 15日 水曜日

寒くなってきた時期に気になりませんか?

バチバチっと痛いあの静電気。     

 

今回は静電気についてです。  

 

 

世の中にあるものは全て小さな原子から成っていて、プラスとマイナスの電荷を持っています。通常はプラスとマイナスの電気量が釣り合った状態で、バランスの良い状態です。(つまり、「電気的に中性な状態」=「電気を帯びていない状態」)

 

しかし、摩擦などがきっかけでこすれあっている2つの物体の一方からもう一方に電子が移動することでバランスを崩し、静電気が発生します。この状態を帯電しているといいます。

 

通常、体にたまった静電気は、日常生活の中で知らないうちに少しずつ放電されていきます。

 

 

水は電気を通しやすいため、空気中の水分が多ければ多いほど放電が進みます。

よって、湿度の高い夏には空気中の水分を通して静電気は自然と放電されます。

 

しかし乾燥して空気中の水分が少ないため、静電気が放電されにくくなり、どんどん体にたまっていきます。

だから静電気は寒い時期に起きやすいんですね。

 

ちなみに…静電気は、湿度20%以下、気温20℃以下になると発生しやすくなるようです。

 

 

ここで冬を快適に過ごすためのポイントです!

 

◇加湿器など使用し、適切な湿度を保つ

空気中の水分を増やしましょう。

 

肌の乾燥を防ぐ

保湿剤をしっかり使いましょう。

熱いお湯につかる、長時間の入浴を避けましょう。

 

静電気防止スプレー(成分:界面活性剤)や柔軟剤を利用する

疎水基が摩擦を減らし(静電気の発生を減らす)、親水基が空気中の水分子を吸い寄せます(発生した静電気を逃がす)。

 

◇吸湿性が高い天然繊維のものを身に着ける

化学繊維は吸湿性が低いため、電気を逃さず、静電気がたまりやすくなります。

 

 

 

また一般的に、帯電しているものには空気中の微粒子がくっつきやすくなります

微粒子も帯電しているので、電気を帯びたものに引き寄せられるのです。

ホコリや花粉、ウイルスなども吸い寄せられることになってしまいます。

 

 

花粉やウイルスを引き寄せないためにも、静電気防止対策をしっかりして、快適な冬を過ごしましょう!