こどもと「誤飲」のおはなし

2019年 3月 4日 月曜日

 

皆さんは子どもの誤飲でもっとも多いものは何だと思いますか?

 

誤飲ランキング

1位がタバコ(20.2%)

2位が医薬品・医薬部外品(14.8%)

3位がプラスチック製品(9.9%)

となっています。(厚生労働省 平成28年)

 

大半は1歳前後の乳幼児でおきていました。

床やテーブルの上など、子どもの手が届く場所に「タバコ」「医薬品」「医薬部外品」を放置しないように、こどもが立って手を伸ばしても届かない場所(1m以上高い場所)に置きましょう。

一番いいのはこどもの周囲にタバコを置かないことで,お母さんは妊娠がわかったら禁煙しましょう。

お父さんも妊娠がわかったら禁煙を考えてください。ご存知の通り、タバコの危険は誤飲だけではありません。

成分が体に吸収されることにより、それぞれの中毒症状が出てくる可能性があります。

 

 

 

タバコは食べにくく,タバコそのものを大量に飲み込むことはほとんどありませんが、タバコを誤って口に入れた場合、水などを飲ませるとニコチンが吸収されやすくなる恐れがあります。

飲み物を与えず、直ちに病院を受診するようにしましょう。

 

 

 

参考:厚生労働省報告書 2016年

 

結核菌感染と血糖コントロールのおはなし

2019年 2月 15日 金曜日

糖尿病は生活習慣病を代表し、長期に渡り、治療しておられる患者様が多い疾患です。

また、最近では再興感染症として高齢者に結核菌感染が流行しており、糖尿病患者の結核菌感染による血糖コントロールの困難化が問題としてあるようです。

結核菌に感染した場合、リファンピシン、イソニアジド、ピラジナミド、ストレプトマイシン、エタンブトール等の抗生剤の多剤併用を行い、徹底的に菌をたたきます。

しかし、多剤併用は高齢者にとって自己管理が難しく、途中で服用を止めてしまうことで、耐性菌の出現が問題になっています。

 

 

糖尿病患者様が結核菌に感染したら

 

細菌感染すると、炎症の指標であるCRPや、血糖値の上昇が顕著に見られ、血糖コントロール不良となることが多いようです。

経口糖尿病薬のみの治療だった方が、強化インスリン療法を取り入れたり、インスリン療法で安定していても、スライディングスケールを追加したりなど、とにかく血糖値を下げることが普段よりも難しくなることも少なくありません。

また、感染によって体力が落ちていたり、肺炎を起こしたりすると、今度は低血糖症状を引き起こすこともあります。また腎機能悪化、肝機能悪化なども視野に入れ治療を進めなければならないので、治療は長引き、精神的にも負担になります。

 

そうならないために

 

結核は空気感染しますので、人のくしゃみなどを浴びてなくても感染者の近くにいるとうつることがあります。また、糖尿病で治療している方は、結核に限らず、少しの風邪や体調不良、また脱水などでも血糖値に影響してしまうことがあります。最近では季節性のインフルエンザは注意が必要です。血糖値が下がらないのも問題ですが、下がりすぎることも危険です。冷や汗、動悸、眠気など、ちょっとでも体調がいつもと違う場合はすぐに先生に相談する必要があります。

 

重曹とクエン酸についてのおはなし

2019年 2月 1日 金曜日

お掃除に役立つ魔法の粉といえば、重曹クエン酸!!

 

 

皆さんも一度は聞きた事があるのではないでしょうか。

 

この重曹やクエン酸の使い分けですが、実は、汚れ落としには小・中学校の理科で学んだ「中和反応」が関係しています。

 

中和反応といえば、酸性とアルカリ性を混ぜる反応のことですよね。(^0^)/

洗剤の成分表示などを見ていると、酸性洗剤、アルカリ性洗剤などがあります。

それと同様に、汚れも酸性の汚れとアルカリ性の汚れに分かれています。

 

≪酸性の汚れ≫

食器や調理器具の油汚れ、食べこぼし、皮脂汚れ、手あかなど

≪アルカリ性の汚れ≫

石鹸カス、水あか、電気ポットの内部の汚れ、尿石など

 

汚れは洗剤で「中和」することで良く落ちるようになります。

つまり、酸性の汚れにはアルカリ性洗剤、アルカリ性の汚れには酸性洗剤を使うと汚れがよく落ちるということです。

 

この原理に従って重曹・クエン酸を使い分けると、

◎重曹:アルカリ性→酸性の汚れに使う

◎クエン酸:酸性→アルカリ性の汚れに使う

ということになりますね。

 

最近では、100円ショップでも手に入る重曹・クエン酸ですが、粉末タイプのほかにも粉末を溶かし液体にしたスプレータイプで売られているのを見かけます。

重曹はタンサン(炭酸水素ナトリウム)の名でも古くから親しまれ、お菓子の膨張剤や灰汁抜きにも使われている安全な食品添加物です。粒子がとても細かく、クレンザーよりも傷つきにくいので、ステンレスや鍋の磨き粉としても使えます。また、単体で使うだけでなく、重曹+クエン酸の併せ技も排水溝のヌメリ取りにはおススメです。

しつこい脂汚れや排水溝の汚れなど、日常生活の汚れに対して重曹・クエン酸をぜひ一度活用してみてはいかがでしょうか。