乳酸菌のおはなし

2024年 12月 1日 日曜日

気温が急激に下がり、乾燥が著しくなる冬本番。

冬は風邪をひきやすい季節になりますので、乳酸菌を摂取して免疫力を高めていきましょう。

乳酸菌はヨーグルトや漬物などの食品だけでなく、ドラッグストアや薬局でも手軽に購入できる整腸剤でも摂取できます。

1.乳酸菌の役割

 

  • 悪玉菌の繁殖を抑える

乳酸菌は、糖類や食物繊維などを分解して乳酸を作り出します。

人間の腸内で乳酸が生成されると、酸性に保たれ、悪玉菌の繁殖を抑えてくれます。

また、体内で乳酸菌が増えることによってアンモニアなどの腐敗物の生成も抑えられます

2.乳酸菌で得られる効果

 

  • 腸内環境を整える

乳酸菌が腸内で増殖することにより、腸内を整えてくれます。

 

  • 免疫力向上

免疫とは、ウイルスや細菌、病原体などの異物から身体を守るための仕組みのことです。

体内にウイルスや細菌などの異物が侵入すると、免疫細胞が身体を正常に保ってくれます。

 

  • アレルギーの抑制

花粉症・アトピー性皮膚炎・喘息などのアレルギーを抑制させる効果があります。

 

  • コレステロール値を低下させる

  • 美肌効果

  • 貧血予防

 

3.乳酸菌のとり方注意

 

  • 加熱しない

乳酸菌は熱に弱いので、なるべく加熱しないで食べましょう。

  • 食後にとる

乳酸菌は酸に弱いため、胃酸が弱まる「食後」にとることがおすすめです。

  • 続ける

腸まで届いた乳酸菌は糞便とともに排泄され、体調によっては悪玉菌が優勢になることもあるため、毎日少しずつでも続けることが大切です。

乳酸菌を含む特定保健用食品や機能性表示食品には目安量が示されていますので、参考にしてみてください。

また、乳酸菌を増やすためにも、オリゴ糖食物繊維を増やしてとるようにしましょう。

人生100年時代に健康を維持するための「歩くこと」と手軽な健康法のおはなし

2024年 11月 15日 金曜日

こんにちは! 
皆さんは毎日どれくらい歩いていますか?

今回は、健康を維持するために大切な「歩くこと」と、歩くのが難しい人でも取り入れられる手軽な健康法についてお話ししたいと思います。

  • 歩くことのメリット

    歩くことはシンプルな運動ですが、体に多くの良い効果をもたらします。心臓や肺の機能を強化し、筋肉を鍛え、体重管理にも役立ちます。また、歩くことでストレスが軽減され、気分もリフレッシュします。特に1日 8,000歩を歩くことは、生活習慣病の予防や健康維持に効果的だとされています。
    でも、正直なところ、私もこの歩数を毎日達成するのは難しいです。仕事や家事が忙しく、同じように感じている方も多いのではないでしょうか?そんなときは、無理せずにできる健康法を取り入れてみましょう!

 

  • 短時間のストレッチ

    座りっぱなしの時間が多い方は、少しの時間でできるストレッチを取り入れてみましょう。デスクワークの合間に肩や背中を伸ばすだけでも、血行が良くなり、リフレッシュできます。私も毎晩、YouTubeで見つけたお気に入りの体操を5分ほどやっています。ヨガマットを敷くと、簡単なストレッチでもやりやすくなるのでおすすめです。

  • 軽い筋トレ

    家でも手軽にできる筋トレも効果的です。スクワットや椅子を使った軽い筋トレは、下半身を鍛えて代謝を上げる効果があります。1日10回から無理のない範囲で始めてみましょう。YouTubeで簡単なエクササイズを検索して、できるものを少しずつ取り入れるのも良いですね。
  • ゆっくりしたペースでのウォーキング

    長時間のウォーキングが難しい場合は、まずは20分程度の散歩から始めてみましょう。朝や夕方の涼しい時間帯に自然を感じられる場所を歩くと、心も体もリフレッシュできます。週に数回、少し早めに家を出て、一駅分多く歩くのもおすすめです。

 

  • 日常に小さな運動を取り入れる

    忙しい毎日の中でも、小さな工夫で運動を取り入れることができます。例えば、エレベーターを使わず階段を使う、少し早歩きで歩く、デスクワークの合間に立ち上がるなど、日常生活の中で無理なく続けられる工夫をしてみましょう。

小さな運動を日々取り入れながら、無理なく健康を維持していきましょう!

秋の旬野菜のおはなし

2024年 11月 1日 金曜日

秋と言えば食欲の秋

夏も食べ物がおいしい季節ですが、秋は食材の彩りが増えて、更に食卓がにぎやかになる季節です。

特に、秋が旬のお野菜と言えば、にんじんはその一つですね。

にんじんにはβカロテンと呼ばれる、抗酸化作用を示す栄養素を豊富に含んでいます。また、βカロテンは動物の体内で、皮膚の機能を正常に保つ作用や目の機能を正常に保つ作用に重要なビタミンAを生成する役割も担っています。

 

お野菜の多くは皮や皮の近くに栄養がたくさん含まれていることが多いですが、にんじんも例に漏れず、皮や皮の近くに栄養がたくさんあります。

野菜の皮は食感を損なうので、好んで皮つきで調理する方は多くはないと思いますが、薄く切って、短時間火を通す程度であればβカロテンは壊れにくいそうなので、皮つきのにんじんしりしりなんかもお勧めです。

 

余談ですが、「ニンジン」は漢方薬にも使われているのはご存じでしたか?

 

普段私たちが食べているにんじんは、西洋種のにんじんで、これがそのまま漢方薬に使われているわけではありません。

一般的に漢方薬で使われるニンジンは、オタネニンジンと呼ばれ、中国や朝鮮などの地域を基原とするニンジンです。

このオタネニンジンの細根を除いた根、またはこれを軽く湯通ししたものが一部の漢方薬に含まれています。

漢方では、気を補う、虚脱を治し、精神安定を図る薬能があるとされていて、強壮薬などの処方で配合されていることが多いです。

市販で売られている補中益気湯や十全大補湯などの漢方薬にも生薬成分として配合されているため、体力の低下や食欲不振が気になる方は、薬局の薬剤師さんによく相談してみてください。

 

 

にんじんの他にも、秋が旬の野菜と言えばサツマイモがありますね。

食物繊維が非常に豊富なので、便秘の改善に効果が期待できます。

ただ、サツマイモは栄養として摂る、というよりかはスイーツとしてのサツマイモがおいしいんですよね。

石焼き芋は定番ですが、近年ではサツマイモを加工したスイーツが非常に世の中に多く出回っています。

特にこの時期は、アンテナショップや全国展開しているカフェ等で、期間限定の様々なサツマイモのスイーツが提供されているので、お出かけの際にはサツマイモの誘惑にご注意ください。