目薬の正しいさし方とは?効果的な使い方と失敗しないコツを解説

2025年 9月 1日 月曜日

 

目薬は市販薬としても処方薬としても身近な存在ですが、正しい使い方をご存知でしょうか?

実は、目薬の効果を最大限に引き出すためには、正しいさし方とちょっとしたコツが重要です。

今回は、「目薬の正しい使い方」「失敗しないためのコツ」について詳しく解説します。

 

【基本ステップ】正しい目薬のさし方

最初に目薬をさす際の基本ステップを紹介します。

ただし、医師や薬剤師の指示がある場合は、その指示に従いましょう。

 

ステップ①:手を清潔にする

まずは石けんで手を洗い、清潔な状態で目薬を使用しましょう。目の周りはデリケートなため、雑菌の侵入を防ぐことが大切です。

 

ステップ②:下まぶたを引いて1滴だけさす

指で下まぶたを軽く引き下げ、目薬の容器の先が目やまつ毛に触れないように注意しながら、1滴だけさします。
目薬を多くさしてしまっている方も多いかと思いますが、1滴で十分です。

多くさしても目からあふれてしまい、効果が変わるわけではありません。

 

ステップ③:目頭を押さえて目を閉じる

目薬をさした後は、目頭を軽く押さえながら数分間目を閉じましょう。
まばたきをしてしまうと、せっかくの目薬が流れ出てしまう可能性があります。

また、目頭を押さえることで鼻や喉に流れ落ちることを防ぎ全身への副作用を回避できます。

ステップ④:あふれた目薬はすぐに拭き取る

目からあふれた目薬は、清潔なティッシュペーパーなどで優しく拭き取りましょう。
放置すると、かぶれ色素沈着の原因になることがあります。

 

目薬が苦手な方におすすめ!『げんこつ法』とは?

「目薬をさすのが苦手」「うまく目に入らない」とお困りの方も多いのではないでしょうか?
そんな方におすすめの目薬のさし方が、「げんこつ法」です。

 

げんこつ法の手順

  1. 片手で目薬の容器を持ち、もう片方の手でげんこつをつくる
  2. げんこつの親指側を下まぶたにあてて引き下げる
  3. げんこつの上に目薬の容器をのせて、安定させながらさす

 

この方法なら、容器が安定しやすく、目薬の命中率もアップします。
目薬をさすのが苦手な方は、ぜひ一度試してみてください。

 

まとめ

目薬の効果を最大限に引き出すためには、正しい使い方を身につけることが重要です。

誤った使い方では、薬効が十分に得られなかったり目の周囲にトラブルが生じる可能性があります。

特に、目薬が鼻や喉に流れることで全身に影響を及ぼすこともあるため、正しい手順を守ることが大切です。

今回ご紹介した「手を洗う」「1滴だけさす」「目頭を押さえる」などのステップや、容器を安定させるための「げんこつ法」は、誰でも実践できる方法です。

ぜひ、日々のケアに取り入れてみてください。

 

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夏バテに効く!OTC漢方薬4選|だるさ・食欲不振・むくみ対策に

2025年 8月 15日 金曜日

暑さが年々厳しくなる日本の夏。

高温多湿な環境や室内外の温度差によって体に負担がかかり、だるさや食欲不振、ひどい場合には熱中症など、体調を崩す方も少なくありません。

今回は、そんな夏バテの症状に使われることが多い漢方薬を4つご紹介します。

いずれもOTC医薬品(一般用医薬品)として薬局などで購入可能ですので、参考にしてください。

 

夏バテ対策に効く漢方薬4選

夏の暑さで体調を崩しやすい時期に、だるさ食欲不振むくみなどの症状に対応できる漢方薬があります。

ここでは、OTC医薬品として市販されている代表的な4種類をご紹介します。

 

・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

・人参養栄湯(にんじんようえいとう)

・六君子湯(りっくんしとう)

・五苓散(ごれいさん)

 

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

補中益気湯は、胃腸の働きを助け、全身の「気」を補う漢方薬です。

「気虚(ききょ)」と呼ばれるエネルギー不足の状態に適しており、夏バテによるだるさや食欲不振に効果が期待されます。

 

人参養栄湯(にんじんようえいとう)

人参養栄湯は、「気」と「血」を補い、体力回復をサポートする漢方薬です。

精神的な不調を伴う夏バテ症状にも対応できるのが特徴です。

 

六君子湯(りっくんしとう)

六君子湯は、胃腸の機能を高め、消化吸収を助ける漢方薬です。

「脾虚(ひきょ)」と呼ばれる消化器系の機能低下に対して用いられ、夏の暑さによって胃腸の働きが弱まっている方に適しています。

 

五苓散(ごれいさん)

五苓散は、体内の水分バランスを整える働きがあり、「水毒(すいどく)」と呼ばれる状態に用いられます。

脱水やむくみ、頭痛など、夏特有の不調に対応します。

 

市販の漢方薬を使うときの注意点

OTC漢方薬は手軽に使える一方で、用法・用量を守らないと副作用のリスクがあります。

長期使用他の薬との併用は避け、体調に変化があった場合はすぐに医師や薬剤師に相談しましょう。

 

まとめ

夏バテによる体のだるさや食欲不振、むくみなどの不調には、症状に応じた漢方薬の活用が効果的です。

市販のOTC漢方薬も、医師や薬剤師から説明を受けて正しく使うことで、セルフケアの一環として役立てることができます。

また、生活習慣の見直しも予防と改善には欠かせません。

水分補給や睡眠、食事、運動などを意識しながら、無理なく夏を乗り切りましょう。

 

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経口補水液とは?正しい用途やスポーツドリンクとの違いを解説!

2025年 8月 1日 金曜日

暑い時期になると「経口補水液」という言葉をよく耳にすると思いますが、経口補水液の正しい用途スポーツドリンクとの違いについて詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、経口補水液の特徴や使用方法、スポーツドリンクとの違いについて解説します。

 

経口補水液とは?

経口補水液とは、感染性胃腸炎による下痢や嘔吐に伴う脱水症状時に、水分や電解質を補給するための食品です。

国の制度では「特別用途食品」として認められており、「病者用食品」のマークがパッケージに付いています。

脱水症状が懸念される場合に経口補水液を摂取することで、体内から失われた水分やナトリウム、カリウムなどの電解質を効率的に補うことができます。

 

スポーツドリンクとの違い

感染性胃腸炎による下痢や嘔吐が続くと、体内の水分や電解質が大量に失われます。

経口補水液は、これらを迅速に補給できるよう、一般的なスポーツドリンクや清涼飲料水よりも多くのナトリウムカリウムが含まれています。

一方で、経口補水液は日常的な水分補給には適していません。

脱水状態ではない方が経口補水液を大量に摂取すると、ナトリウムの過剰摂取につながり、血管や心臓に負担をかける可能性があります。

用途に応じて適切に使用することが重要です。

 

熱中症による脱水時にも使用できる

熱中症による脱水症状に対応した経口補水液も市販されています。

これらの製品は「個別評価型病者用食品」として特別用途食品の許可を受けており、パッケージには「熱中症による脱水時に適している」と明記されています。

経口補水液を使用する際は、必ずパッケージに記載された情報を確認し、用途に応じて正しく使用してください。

 

まとめ

経口補水液は、感染性胃腸炎や熱中症による脱水症状の際に、水分や電解質を効率よく補給できる食品です。

ただし、スポーツドリンクのように日常的な水分補給を目的として使用するものではありません。

使用する際は、製品パッケージに記載された情報をよく確認し、用途に応じて正しく使うことが大切です。

適切な使用方法を守ることで、健康の維持や回復に役立てることができます。

日常の健康管理にも、状況に応じて適切に活用しましょう。

 

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