ダイエットのおはなし

2020年 6月 1日 月曜日

皆さんは、コロナでの自粛生活をどのようにお過ごしでしたか?

 

家から一歩も出ない生活で、“自粛太り”してしまった方もいらっしゃるのではないのでしょうか?

 

今回はそんな皆様に、ダイエットについてお話したいと思います。

 

ですが、ダイエットのお話をする前に、《呼吸商》という言葉をご紹介します。

 

呼吸商とは、二酸化炭素排出量酸素消費量で除した容積比を意味します。

 

 

この呼吸商をもとに、栄養素の燃焼割合(体内でどのような栄養素が、どのような割合で、どれだけ利用されたか)を知ることができます。

 

私たちが生きていくのに必要な三大栄養素の呼吸商は以下通りです。

 

栄養素 呼吸商
糖質 1.0
脂質 0.7
タンパク質 0.8

 

 

自分自身の呼吸から呼吸商を求めることにより、どの栄養素が、自分の身体の中で特に燃焼しているかがわかります。

 

以上のことから、ダイエットをするには、脂肪を燃焼させるのが得策だと思います。

 

だからと言って、普段日常で呼吸から呼吸商を求めることは出来ないので、

どんな運動をすれば、脂肪を燃焼すればよいのかご紹介します。

 

脂肪を燃焼するためには・・

 

持久的な有酸素運動を行うと脂肪分解が進み、呼吸商は0.7に近づきます。

 

逆に、短距離走など瞬発的な運動をすると、筋肉のグリコーゲン分解が進み、呼吸商が1.0に近づきます。

これは、糖質が燃焼されるということです。

 

つまり、

水泳やウォーキング、ランニング等の有酸素運動で脂肪の燃焼を高めましょう。

 

 

 

ダイエットは、がむしゃらに運動したり、食事制限をすると、かえって体調を崩してしまいます。

 

 

 

消毒液のおはなし

2020年 5月 15日 金曜日

COVID‐19の対策として、手指衛生や環境消毒を行っている方は多いのではないでしょうか。

 

 

正しい消毒薬の使い方ができていますか?

消毒薬を使う時の注意点をチェックしましょう!

 

①正しい濃度

 

消毒薬は原液のまま使えるものもありますが、多くの場合目的に応じて希釈濃度が決められています。消毒薬の種類や使用場所による適切な使用濃度を守りましょう。

例)消毒用エタノール:76.9~81.4%

 

②予備洗浄

 

消毒対象に血液や汗などが付着していると、消毒効果が減弱してしまいます。できるだけ、汚染物を除去しておくことが必要です。予備洗浄で使った石鹸や水をきちんと拭き取りましょう!消毒液の濃度が薄まってしまう可能性があります。

 

③消毒薬の選択

 

使用場所や対象の菌・ウイルスの種類により、適切な消毒薬を選びましょう。例えば、消毒用エタノールは、「粘膜や傷口には使用できない」「ノロウイルスのようなノンエンベロープウイルスに対する消毒効果が弱い」といった特徴があります。消毒薬の特徴を知り、最も効果の高いものを選択することが大切です。

 ④作用時間

 

一般に、作用時間が長いほど消毒効果はよくなります。作用時間が不十分であると、期待通りの効果が得られない可能性があります。

⑤作用温度

 

温度が低いと、消毒効果は弱くなります。冬でも20℃前後で消毒薬を使用することが望ましいです。

 

これらのことを意識して、より有効な消毒を行いましょう!

各々の消毒薬の使用方法についてわからないことがあれば、販売元メーカーのウェブサイトやドラッグストアの薬剤師に確認してみましょう。

 

 

 

 

パーキンソン病のおはなし

2020年 5月 1日 金曜日

 

 

皆さんは、“パーキンソン病” をご存知ですか?

 

全く聞いたことがない、よく知らないけど名前だけ聞いたことがあるといった方々が大半ではないでしょうか。

 

今回はそんな“パーキンソン病”について、症状や原因、治療法についてご紹介します。

 

○パーキンソン病の主な症状

1)振戦(しんせん):小刻みなふるえで、多くは体の片側に出てきます。

 

2)動作緩慢:その名の通り、体を思うように動かせず、動きがゆっくりとなります。

 

3)筋強(きんきょうごう)剛(ごう):筋肉がこわばり、関節の曲げ伸ばしがぎこちなくなります。筋固(きんこ)縮(しゅく)と呼ばれることもあります。

 

4)姿勢反射障害:体のバランスがうまく保てなくなり、ふらついたり転びやすくなったりします。歩く際の姿勢は前のめりになり、歩き出したら止まれません。

 

その他、幻覚やうつなどの精神症状や、よだれや食事をうまく飲み込めなくなる嚥下(えんげ)障害等が発現することもありますが、一般的にパーキンソン病は上記の運動に関する症状を考慮して診断されます。

 

 

○パーキンソン病の原因

脳内のドパミンが減少して起こります。ドパミンは体を動かすためのガソリンのようなもので、ドパミンが減少すると体が動きにくくなり、ふるえや体を動かしにくいといった症状が起こりやすくなります。ドパミンが減少する理由はまだ明らかになっていませんが、現在はドパミンを作っている神経細胞の中にα-シヌクレインというタンパク質が1つに集まり固まって(凝集(ぎょうしゅう))蓄積し、ドパミン神経細胞が減少すると考えられています。海外では、このα-シヌクレインをターゲットとした新しい薬の開発が進められています。

 

 

○パーキンソン病の治療方法

パーキンソン病における治療は薬による治療が基本です。しかし、治療といってもパーキンソン病を根本的に治す方法はまだ研究段階であるため、治療は症状を和らげる対症(たいしょう)療法となります。

 

主な治療薬

1)レボドパ製剤:脳内で不足しているドパミンを直接補充する薬で、パーキンソン病の治療において中心となる薬です。効果が最も高い薬剤ではありますが、作用時間が短い欠点もあります。

 

2)ドパミンアゴニスト:ドパミンを直接補充するのではなく、少なくなったドパミンの代わりとなる薬です。レボドパ製剤に比べて効果は劣るものの、長時間安定して作用する利点があります。

 

3)MAO-B阻害剤:ドパミンは脳で別の物質に変換(代謝)されますが、この代謝を行う

酵素を阻害してドパミン濃度を上げる薬です。単剤で処方されることもありますが、レボドパ製剤と併せて処方されることが多いです。

 

上記以外に、COMT阻害剤や抗コリン薬など数多くの薬があります。

パーキンソン病の治療は1種類の薬を長期間服用するのではなく、2~3種類を組み合わせて使用することが特徴で、さらに患者さんの年齢や症状に応じて種類・量・組み合わせが決められます。

 

 

最後に

脳の血管障害や頭部の外傷、一部の薬が原因となってパーキンソン病に似た症状を起こすことがあります。さらにパーキンソン病との区別が難しい病気もありますので、気になることがあれば神経内科や専門医がいる病院に相談してください。