上手に食べて快適に過ごしましょう!のはなし

2014年 7月 15日 火曜日

暑い日が続くと冷たい食べ物や飲み物についつい手が伸びますよね
でも冷たい物を食べ続けているうちに逆に身体がだるくなってしまう事、ありませんか??

本日は上手に食べて快適に過ごしましょう!のはなしです。

私は冷たい物ばかり食べて身体を冷やし過ぎてしまってだるくなる事やお腹を壊してしまう事が時々あります。かといって暑い日は食欲が湧かない・・・
薬を飲めば緩和する症状もあるけれど、私はお腹が元々丈夫ではないので薬だけでは改善しない事も多く、最近医食同源の大切さが身に沁みるようになって来ました。身体に刺激や負担の少ない飲食を楽しめないかを探す毎日ですが、どうやら、食材選びや調理する際に一工夫するのがコツみたいですよ。

 

●消化にいい食材の例
おかゆ・豚ヒレ肉・赤身ひき肉・白身魚(カレイ、タラ、タイなど)・鮭・半熟卵・豆腐・納豆・牛乳・ヨーグルト・りんご・バナナ・桃・イチゴ・・・等

●調理次第で消化が良くなる食品
脂肪のある魚(アジ、イワシ、サバ、ブリ、マグロなど)・エビ・カニ・セロリ・長ネギ・ゴボウ・青梗菜・レンコン・わかめ・ひじき・ショウガ・・・等

●調理する際のポイント
皮、スジ、種を取る・なるべく細かく切る・おろす、すりつぶす・柔らかく煮る・香辛料などの刺激の強い物を避ける・肉の脂など、油分を除く

これらを毎日、しかも三度の食事毎に行うのは中々至難ですよね(汗)
夜は消化や代謝を含めて身体の働きが弱いので、夕食で実践するだけでも身体への刺激や負担は結構軽くなるのではないでしょうか。

まだまだ暑い日は続きます。食事にも一工夫して少しでも快適に過ごして乗り切りましょう!!

日焼け止めのはなし

2014年 7月 1日 火曜日

連日の暑さに熱中症対策が欠かせませんが、この時期は紫外線対策ももちろん重要です。

そこでいざ日焼け止めを購入しようと思った時、意外と悩んでしまうのがSPFPAの数値。自分はどれを選べばいいのか迷うなんて事ありませんか?

本日は日焼け止めのはなしです。

SPFPAの数値。そもそもこの値は何なのでしょう?

SPFは、サン・プロテクション・ファクター(Sun Protection Factor)の略。SPF は、シミやソバカス・皮膚ガンの原因となる紫外線 B 波( UVB )をカットする力を示しています。 20分程度の間に何も付けていない素肌と比べて日焼けが始まるまでの時間を何倍に伸ばすことが出来るかという目安です。つまりSPF20の場合、20分×20=400分=6時間40分。6時間40分までは日焼けが抑制されるといことです。

勘違いしやすいのは日射しの強さに対抗できる値ではないということ

「海や山の日射しの照りつける場所に行くからSPF値の高い日焼け止めを使おうっと!」というのは間違い。あくまで目安は太陽の光を浴びる“時間”です。とはいえ、海や山へ行く=長時間になるので、やはりSPF値が高い物を選んだ方がベターではあります(笑)。

 

SPFは注意して見るけれど、意外とスルーされるのがPAの値。でも実は、アンチエイジングに興味のある方なら是非、こちらの値をチェックしてみてください。

PAは、プロテクション グレイド オブ UVA (Protection Grade of UVA)の略。
皮膚を黒くするだけでなくシワやたるみの原因となる紫外線 A 波( UVA )の防止効果を表すもの。強い方から++++、+++、++、+の4段階に別れています。日常的な買い物程度ならPA++を。

次によく出てくる用語が、日やけ止めに配合されている成分である紫外線防御剤「紫外線散乱剤」「紫外線吸収剤」です。
その2つにはどんな違いがあるのでしょうか?

紫外線吸収剤は、化学的な仕組みでエネルギーを吸収し、や赤外線などのエネルギーに変化させて放出し、紫外線が皮膚の細胞に浸透するのを防ぎます。この化学反応はお肌に負担を与えるので、SPFの最大値も50と決められています。吸収剤は高いSPF値を簡単に出せるのです。
また、吸収剤は化粧品に入れる為に油分を使うので酸化しやすく、それによって赤みやかぶれを引き起こすこともあります。しかし最近では、吸収剤が直接お肌に触れないように、カプセル化されたものも出てきています。

紫外線散乱剤は、物理的な仕組みで紫外線を散乱、反射させます。散乱剤(パウダー)が肌を均一に覆って紫外線を肌表面で反射、散乱させて紫外線の影響を防ぎます。主に酸化チタンや酸化亜鉛などの白色の無機粉体が使われています。酸化亜鉛は消炎作用があるので、皮膚のほてりを取る目的などで日焼け後用のローションなどに配合されているものです。
散乱剤を使った日焼止めは、白っぽくなったりメイクの仕上がりが重く見えることもあり利便性にはやや欠けるのですが、吸収剤よりお肌への負担は少ないので、やはりお肌の弱い人には散乱剤の方がおすすめ。「吸収剤無配合」「ノンケミカル」と表示されているので、選ぶ時は気を付けてみて下さい。
それでも最近では、伸びのいい超微粒子の酸化チタンや酸化亜鉛も開発されているので、白っぽさも目立たなくなってきているようです。また、お肌に優しいとは言え、散乱剤自体が紫外線を浴びることでお肌に有害な活性酸素を発生させることも、まれにですがあるようなので注意して下さい。重ねて、無機粉体はもちろん粉なので割りと短時間で飛んでしまいやすいので、その点も気を付ける必要があります。

 

紫外線散乱剤 と紫外線吸収剤の違い、ご理解いただけたでしょうか。かなり簡単に言ってしまうと、散乱剤はお肌に優しく、吸収剤は紫外線をカットする力が強いということですね。製品により、どちらかのみを配合している場合と、両方配合している場合があります。
ご自分に必要なタイプを選んでみて下さい。

日焼けは乾燥やシミ、くすみの原因になるので最小限にとどめたいものですが、日焼け止めが肌の負担になっては困りもの。上手に使い分けながら日傘や帽子を活用するなどの工夫も大切です。そして、日焼け止めは開封した場合、およその消費期限は1年と言われています。もったいないからと言って酸化してしまったクリームを使ってしまっうと、肌荒れの危険性も。毎年進化しつづける日焼け止め、ぜひ最新のクリームを使って美しいお肌を手に入れてくださいね

くすりはいつまでのめる?のはなし

2014年 6月 15日 日曜日

梅雨の時期に入りますね

ジメジメした天気が続きますが、お気に入りの傘やオシャレな長靴などで

梅雨の時期も楽しみたいものですね

 

私が調剤薬局で働いていたとき、よく患者さんに
「この薬はいつまでもつのですか?」
と聞かれることがありました。

今日は くすりはいつまでのめる?のはなし です。

薬にはもちろん使用期限があります。最近では薬の箱だけでなくシートにも期限を書いている製品もあります。
そうなると上記の質問に答えるのは簡単そうですが、本当にそれでいいのでしょうか。

上記の質問をした患者さんは、今回薬が余ったらまた同じ症状のときに使いたい、と思っているのでしょう。ですが、使用期限までなら、もらった薬を使ってもいいとはいえません。
その理由は大きく分けて2つあります。
1つめ は、また使おうと思ったとき、その薬がふさわしいかはわからないからです。前と同じ症状だといっても、ほかに重要な病気が隠れている可能性もあります。
たとえ医師からOKが出ていたとしても、前と同じ薬を飲んでも症状が改善しなければ病院にかかるようにしましょう。

2つめ は、薬は保管状況も重要で、状況によっては期限より早く変質してしまうからです。
薬の品質を保つためには、高温・多湿・直射日光を避けて保管するようにしましょう。特に銀色の袋に入ったまま渡されるような薬は光や湿気に弱いものが多いので、使用する直前まではその袋から出さないようにしましょう。
冷蔵庫保存が必要な薬は、薬剤師から説明があるはずです。わからないことがあれば医師や薬剤師に確認してください。

薬の使用期限の目安についてまとめたので参考にしてください。

薬の種類 使用期限の目安

シロップ     :もらってから1~2週間
粉薬       :もらってから1ヶ月~半年
錠剤・カプセル :もらってから半年~1年
点眼薬      :開封後1ヶ月
坐薬       :もらってから半年~1年

 

期限内であっても、変色していたり湿っていたりとおかしなところがあれば、使わないようにしましょう