「乳鉢のはなし」

2012年 5月 12日 土曜日

調剤薬局の記憶を振り返ると、寒い冬は風邪の患者さんがいっぱい来局される季節。
小児クリニックが近くにあるような薬局では、待合室はぐったりしたお子さんを抱きかかえた親御さん達であふれかえります。

お子さん用の風邪薬といえばほとんどは粉薬。(もっと小さいお子さんだとシロップになりますが)
そして、咳を抑える薬、鼻水を抑える薬など何種類も出される粉薬を飲みやすいようにひとつに混ぜるときに活躍するのが

乳鉢です。

           

機械化や電子化の流れでどんどんと進化する調剤室内で、おそらく誕生したときから変わらぬ姿であろう少しベージュがかった白い陶器のお椀。

機能も粉薬を均一に混ぜるだけという単純なものですが、調べてみるとこの乳鉢による混合操作に関する文献なども出されている様子。

乳棒が粉を切るように回転することによる剪断、粉が乳鉢に押し付けられて縦回転する対流、そして運動による拡散。その効果が合わさって、粉薬が均一に混ざるのだそうな。

粉薬を棒でぐるぐるかき混ぜるような一見単純な操作にも、細かい検討がされていることに驚きです!! 
当時はそんなことに思いを巡らせる暇もなく、ぐったりしたお子さん達の一群を前に薬を混ぜてはお出しするのに精一杯でした。

 

さて、暖かくなってきましたが、しっかり栄養と休養をとって、

体調を崩されませんようお身体お気をつけください。

海外でお薬を…

2012年 5月 2日 水曜日

世間ではGWですね!!

4~5年前でしょうか。旦那さんと上海に旅行したときのお話です。

滞在中、晩ご飯を食べた後、上海にいるのにわざわざスターバックスでお茶をしていた時。
彼がしんどそうに、

熱がある気がする…  
                                    
と言い出し、さっきまであんなに元気そうにしていたのに、急にぐったりし始めました。

いつも旅行に行く時には、念の為いくつかの種類のくすりを持っていくのに、
こんな時に限って忘れてしまっていました…。

果たして上海にドラッグストアなるものがあるのか!?

とりあえずその辺りにいた若者に英語で話しかけてみたところ、
わからない 😐 という態度をされました。

困っていると、たまたま居合わせた日本人がおり声をかけてくれました!!
ガイドマップを使って、
「すぐ隣のこのビルの地下に薬を売っているところが確かありますよ 🙂 」

と親切に教えて下さいました。
異国でも日本人はやっぱり親切だなぁと感激しながら言われた場所に向かうと、きちんとありました。

中国語は全くわからないものの、なんとな~く風邪薬ということが漢字から推測でき、“感冒”や“鼻”、“熱”のような漢字が並ぶゾーンへ。

しかし…。

ミルクの汚染事件などが頭をよぎり、なんだかどれもものすごく怪しく見えてしまう…。
どうしようと悩みつつ見ていると、日本でも見るメーカーの製品が。

これだ~!! 😀 (参考に「泰諾」という名前のものでした。)

裏を見ると、成分が英語表記されており、総合の風邪薬だなということがわかりました。
それを購入し服用した彼は、薬の効果なのか、はたまた熱があったというのが勘違いだったのか寝る前には元気になっておりました…。

やはり異国で体調を崩してしまうのはものすごく不安で心細いということを実感しました。
旅行前は楽しく過ごせるように体調を整えて、また、薬も旅行の準備の項目にいれないといけないなと思いました。

ウコン

2012年 4月 23日 月曜日

春は送別会、歓迎会、お花見、などなどお酒を飲む機会が多いのではないでしょうか?
お酒にウコンを活用するのはもう定番ですね。      

 

ウコンの有効成分クルクミン

カレーの主要スパイスであるターメリック(粉ウコン)の黄色色素を指します。
その鮮やかな色から、たくわん、ウィンナーソーセージなどの天然着色料として利用されていますが、肝機能改善の効果があることが古くから知られていました。
しかし、ウコンはお酒の席だけの優れものではないのはご存知ですか?

肝臓以外にもカラダのさまざま箇所に働きかけることが近年明らかになってきているんです。

クルクミンは消化管から吸収されると、全身に運ばれ、全身の血管、筋肉、胃や腸の消化管、心臓や脳などに行き渡って作用します。
そのクルクミンの働きとして知られている主なものは2つ。1つは、炎症を抑える抗炎症作用。もう1つは、活性酸素を減らす抗酸化作用です。
この作用が私たちの生活の中でどう役立つかというと、例えば・・・ 

     激しい運動や、久しぶりに力仕事をした時、筋肉痛になることがありますよね。これは、肉体的ストレスにより筋肉が疲労、ダメージ受け、修復するために炎症を起こし痛みを引き起こしています。クルクミンには、炎症を抑制する働きがあるとともに、ダメージの修復をするためのホルモン分泌などの過剰反応を抑えます。 

つまり、筋肉疲労に役立つ◎ 

      クルクミンは細胞の老化に影響を及ぼしているとされるNF-κB(エヌエフカッパービー)の働きを抑制する効果があります。これらが紫外線やウイルスの攻撃を受け異常に活性化すると、メラニン色素が増加し、シミやくすみを引き起こしてしまいます。しかし、クルクミンによって、異常に活性化したNF-κBを正常化できれば、メラニンの増加を押さえ込むことができ、美肌効果を期待できるのです。

つまり美肌に役立つ◎ 

 
 
そのほかにもウコンの有効成分クルクミンには様々な作用があるようです。

これらをうまく生活の中に取り入れて健康な毎日を送りたいですね!