睡眠時無呼吸症候群のはなし

2013年 12月 1日 日曜日

12月に入り、本格的に冬の空気になってきましたね。ますます体調管理が必要ですね。

良質な睡眠をとる事も大事になってきます。

そこで、今日は睡眠時無呼吸症候群SASのお話です。 

皆さんはSASに対してどんなイメージを持っていますか?

最近何かと話題になっていますよね。なぜこんなに話題になっているのでしょうか?

いびきがうるさい、隣で寝ている家族に迷惑がかかるため?

実は「この疾患が臨床的に重要視される理由は生活習慣病と密接に関連している」からです。

こんなデータがあるようです。高血圧を発症する可能性は健康な方と比較して2倍狭心症・心筋梗塞3倍脳血管障害4倍糖尿病1.5倍 ・・・!!

 

一般的には太っている人がSASになりやすいイメージがありますよね?

「まあ、別に自分は太っていないし、きちんと寝られているし関係ないな。

正直なところ私はそう思っていましたが、以前こんな衝撃的なことがありました。

SASを専門で診ていらっしゃるDrと以前、仕事でお話しした時の出来事です。

どんな人SASになりやすいのですか?」とお聞きしたところ

メタボリックの人はもちろんですが、それだけではありません。顔の骨格、とりわけ顎の小さい人がなりやすい傾向にありますね。」と。

そして・・・君は、SASになっている、もしくは将来SASになるかもしれないね。」との事

専門医にもなると顔を見ただけでおおよそ判断がつくようです。

SASは誰でもなる病気です。

「きちんと寝ているはずなのに日中眠いな。」と感じていらっしゃる方がいれば迷わず専門医に受診してみましょう。

睡眠時無呼吸症候群=SASは怖い病気ですが、きちんと治療すれば、無呼吸、眠気などの症状はコントロールでき、合併症も改善が望め、快適な生活を送ることができます。

早期の正しい対策で健康な日々を送りましょう!

アサイーのはなし

2013年 11月 15日 金曜日

だんだんと秋も深まってきましたね。食欲の秋という事で、今回はアサイーのおはなしです。

最近、女性誌などでもよく取り上げられている“アサイー”。 

アサイーはブラジル原産のヤシ科の植物で、アマゾンの先住民が生き抜くために食してきた希少な果実。

1粒あたり5%ほどしかない可食部に多くの栄養素を蓄えており、その優れた栄養価から「スーパーフルーツ」などと呼ばれることも。
甘みや酸味、香りがほとんどないので、さまざまなフルーツや飲料と相性がいいのが特徴です。

アサイーは赤道直下の強い紫外線と強烈な雨といった過酷な環境で育つため、その実には抗酸化成分で知られているポリフェノールブルーベリー18倍)をはじめ、鉄分(ホウレン草2倍)や食物繊維(ごぼう3倍)、カルシウム(牛乳3倍)などが多く含まれています。

また、1日のエネルギーチャージに必要なアミノ酸、オレイン酸、ビタミンEも含まれています。

そして、アサイーの食べ方として、ポピュラーなのがアサイーボウル
凍ったアサイーのピューレを牛乳・豆乳バナナなどとミキサーにかけてスムージー状にしたものに、シリアルやフルーツを盛り付けた食べ物。

日本だと、ハワイアン なお店に行くと食べることができます。
最近は、オシャレなカフェでもよく見かけますね。

           

私は自作することもよくあります。市販のアサイーピューレを凍らして、ヨーグルト、シリアル、フルーツを加えて出来上がり。

簡単に作れるので、忙しい朝にもオススメです

ドライアイの話

2013年 11月 1日 金曜日

日に日に秋も深まってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。乾いた空気を感じる方も多くなってきたかと思います。

今日は、現代病の1つとも言われる、ドライアイ😯 のお話。

 ドライアイとは、涙の分泌量や質の異常によって、目の乾燥や不快感、炎症などのほか、かすむ、ぼやける、見えづらいなど見え方にも影響が出てくる病気です。ドライアイになると涙が出なくなると思っている人が多いけれど、完全に乾いてしまうような重症例はごく一部で、涙が過剰に出るタイプや、涙が出ても安定せず目を保護する機能がはたせないタイプもあります。

 長時間のパソコン作業などで画面を凝視すると、まばたきが減り、涙の蒸発量が増えてドライアイになりやすくなります。ただ、単にそれだけが原因なら、パソコンを使い始めたばかりの人でもドライアイになるでしょう。しかし実際には、ドライアイの症状が出る多くは、半年以上パソコン作業を続けてから。しかもその症状は年数を重ねるほどひどくなる傾向です。
 慶応義塾大学医学部眼科チームがこの理由について解明したとのこと。そして、その実験方法とはラットをブランコに乗せる方法。(ちょっとカワイイかも、笑)落ちないようにバランスをとるためにまばたきが三分の一に減少した“ブランコラット”のおかげで、

「まばたきが減ると涙腺に分泌顆粒(涙を分泌するもととなるもの)が

たまって詰まり、涙が減ってドライアイになる」

ということが発見されました。まばたきが減ると、涙が出なくてもどんどんこれが涙腺にたまってしまいます。体が運動不足だと便秘になりやすいように、涙腺も便秘状態になってしまうのです。
 さらに、“ブランコラット”の副交感神経を刺激して1日1回思いっきり泣いてもらったところ、一気に分泌顆粒が排出され、ドライアイの改善効果が見られました。

意識して涙を流そう!「涙活(るいかつ)」のすすめ
 ドライアイ対策として、1日1回は涙を流すのがおすすめです。最近では「涙活」といって、見知らぬ人が集まって意識的に涙を流すというイベントもあるそうです。
涙活とは、1か月に2~3分だけでも能動的に涙を流すことによって心のデトックスを図る活動。

泣ける映画を見る
泣ける音楽を聴く
泣ける詩を朗読する
など毎回テーマを変えて
月に1~2回の「泣くためのイベント」を開催しているそうです。

 男性も女性も人前で堂々と涙を流す。緊張し抑え込まれた感情を解放して、ストレスを発散するのが目的のようですが、泣くことによって心がスッキリしてごきげんになればアンチエイジングにも効果大です。意識して泣くことは、心にも、そして目にもいい。できれば悲しみの涙ではなく、心が動く感動の涙をたくさん流したいですね。